内容説明
外村泰地が代役を頼まれた仕事は出張ホスト。渋々出向いた先には整った顔立ちをした年上の男・碓氷志乃が待っていた。外村は碓氷に値踏みされ務めを果たすよう命じられるが、役に立たないうえに説教までして怒らせてしまう。しかしなぜか専属契約まで結ぶことに。外村は碓氷が放っておけず、碓氷もまた外村が気になるようで…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッコリ
14
いいですね〜。浮き世離れして他人のことを気にしない人が恋に落ちてどんどん変わっていく様は読んでてニヤニヤしちゃいます。攻受両方の目線で話がすすんでいくので読みやすい。碓氷は世間ズレしてるけど人との接し方がわからないだけで性格が悪いわけではないから可愛いんだよなあ。おばあちゃんに人工呼吸するとこなんかグッときちゃったよ。客と男娼として出会う設定上なかなかエロが濃い。お仕事Hから気持ちがこもったHへだんだん変化していくのが良かった。2011/08/31
リリー
12
幼馴染みに請われたら快くお金を貸してあげ、怪我をしたと言われれば代わりに仕事までしてあげちゃう、物事に頓着しないというか大らかなサラリーマン×若き顧問投資家・碓氷。BLでは数少ないセレブ受ですが、それよりも碓氷のコミュ障ぶりが目立った。まぁ可愛らしいレベルの変人ですが、いくら寂しいからって自宅に出張ホスト呼ぶのは危なすぎると思うよ…!2016/04/25
e r i .
10
面白かった!外村と知り合った碓氷さんがだんだん血が通った人間らしくなっていって、ごく普通の(笑)恋する男子になっていくのが可愛い。あんなに冷たい感じだったのに。でも素直なんですよね、、、思った事そのまま言っちゃうとことか。外村から見えない手引きをされてるようでニヤニヤしてしまった。2012/05/06
たいち
10
「君は歯痛だ」・・攻めが自分はあんたにとってなんなんだ?と聞いた時の受けのセリフ。このセリフが受けのすべてを表してるな~と酷く感心した(笑)。愛されたこと、大事にされたことのない受け。でも金持ち(笑)。面倒見がよく、でも貧乏な攻め。なんちゃって男娼と客という関係から徐々に惹かれあうんだけど、受けの天然っぷりというか感情の出せないところに、攻めと一緒に脱力しつつ萌えた。^^ ああ、砂原さん、好きだ~♪2011/10/24
ちょび
9
クーデレというのか碓氷のキャラが可愛かった。志乃って名前まで可愛いしね。表紙から想像したよりほんわかストーリーでした。2012/12/20