知ってるようで知らないものの数えかた

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344803749
  • NDC分類 031.5
  • Cコード C0076

内容説明

蝶々は一頭、贈り物は一枝と数えるなんて知らなかった!数えかたはひとつじゃない。ものの意味や形で、数えかたが決まる。姿変われば単位も変わる。粋な「数えかた」、使ってみませんか。

目次

第1章 数えかたあれこれ
第2章 見た目を大事にして数えるもの
第3章 意味を大事にして数えるもの
第4章 変幻自在の数えかた
第5章 和ものならではの数えかた
第6章 数にまつわる豆知識
付録・数のクイズ

著者等紹介

小松睦子[コマツムツコ]
高知女子大学国文科卒。出版社、商品企画会社勤務を経て、1973年フリーランスのコピーライターとして独立。最近は商品プランナーとして主に「和もの」企画を数多く手がけながら、コピーやエッセイも書いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

59
郵便局の窓口で「はがきを五葉下さい」と申し出たとする。何人の局員が「はい、五葉ですね」と引き受けてくれるだろうか。“ものの数えかた”に焦点を当てた、粋な大和文化の一・二・三。形態や状態で細かな単位を辿る様子が、分かりやすく図解されている。日本人独特の【ものの捉え方】が、“数えかた”文化を継承してきたのでしょうね。2017/01/27

智湖@ベルばら同盟副会長

48
日本人でも知らないものが多い、物の数え方。贈り物ひとつを「一枝(ひとえだ)」と言うらしい。昔は贈り物に、花のついた木の枝を添えたことからきているそうです。また、宝石や卵等、丸くて小さい粒状の物は「一顆(いっか)」。また、これも初めて知りましたが、お線香は「一炷(いっしゅ)」。「炷」は燈心の意味と。 こんな風に、なるほど〜、と思えたり、昔の風流を感じたり、日本語の面白さに触れられて、新鮮な気持ちになれた読書でした。楽しかったです☺️2022/11/13

G-dark

10
人は生きているうちは「一人(ひとり)」亡骸になると「一体(いったい)」棺と暮石は「一基(いっき)」遺骨と位牌は「一柱(ひとはしら)」または「一体(いったい)」。段ボールは空だと「一箱(ひとはこ)」、荷物が詰められると「一荷(いっか)」。などなど、色んなものの数え方が載っている本。兎をなぜ一羽(いちわ)と数えるのかという理由について、「宗教上の理由などで肉食を禁止されていたころ、兎を捕っても鳥だと言って食べていたころの名残です」(P101から引用)と書かれていて、長年疑問を抱いていたことがスッキリしました。2017/05/29

てながあしなが

4
さらっと流し読み。助数詞についての本。自分の研究室の教授が、助数詞についてはこんなことを言っていて、とても心に残っている。曰く、「言語によって、名詞に対する見方というか区分の仕方は異なる。英語は、名詞を加算か不加算かで見ている。日本語は、助数詞によって名詞を見ている。」素敵な助数詞が数多くあるのですが、口頭で言っても殆どの人には「えっ?」って聞き返されるのが問題なんですよね。2017/01/21

ごんぼじぃ

3
息子の通信教育の教材に紹介されていた本で、息子が興味を示したので図書館で借りる。 息子の柔らか頭には吸収されてたみたいだけど、私は「へぇ~!ほぉ~!」と一瞬の感嘆だけが残って、知識の定着は望めそうもなかった(涙)。でも、何となく単位がオモシロい物はうる憶えで入ったので、これからは息子に訊くことにしよう(笑)2013/06/02

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