内容説明
古代日本はジェンダー平等社会だった!?「女帝」の継承から解き明かされる、「邪馬台国」の謎。邪馬台国は九州か大和か…。論争の根底を問い直し、女帝たちの継承構造から第3の説「東遷説」を再検証する意欲作。
目次
序章 邪馬台国東遷説 3つのエビデンス
第1章 日本書紀に見る双系制
第2章 『魏志倭人伝』に見る双系継承
第3章 『日本書紀』「神功皇后記」と双系継承
第4章 ヤマト王権の双系継承国家への変貌
第5章 「空白の世紀」と倭五王と双系継承
第6章 九州王朝東遷とその後の筑紫の状況について
第7章 飯豊天皇と手白髪天皇
第8章 双系継承の終末
著者等紹介
冨田修[トミタオサム]
日本古代史を社会学的視点、具体的にはジェンダー視点で見直すことにより、日本神話が「双系継承社会」を描写していることを発見。そしてその「双系継承社会」が、卑弥呼、神功皇后から、推古天皇や持統天皇を通して奈良時代まで続いたことを明らかにした。天照大神、卑弥呼、神功皇后は明らかに筑紫の人であることから、神功皇后と倭王讃(応神天皇)がヤマト王権を打倒したことを記述した「日本書紀」の史実性を確認した。神功皇后が372年に七支刀を百済王から献上されたことならびに、「三国史記」の記述を前提にすると、高句麗好太王碑文の「倭辛抱年をもって来る」のは、高句麗と倭国の軍事衝突ではなく、倭国からの使者が百済に来たという事実であることを解明し、百済王が何故七支刀を倭国に送ったのか、新しい仮説を提示した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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