内容説明
重要なのは菌ではなく代謝物という新常識。研究から見えてきた、新たな免疫ケアのスタンダードとは。“善玉菌を飲んで腸に届ける”という従来の認識から脱却し、腸内から長寿を実現するためにやるべきことを問い直す一冊。
目次
腸内細菌代謝物による健康戦略の新展開
腸内細菌由来情報の欠如と現代人の不調
腸内細菌叢の機能的器官としての役割と代謝活性の変化
免疫のスイッチを押すのは誰か?
なぜ代謝物は減少するのか?
免疫と腸の発達
腸がつくる「心と免疫の回路」~自律神経と代謝物の共鳴
腸内細菌が守る「見えない防衛ネットワーク」
乳酸菌神話と排便信仰の幻想
「腸を鍛えれば健康になる」という幻想
「乳酸菌が○百億」という幻想
特別な菌は必要ない
単菌信仰の限界
日本の健康情報受け身体質の深刻な問題
酪酸菌と短鎖脂肪酸の幻想
エネルギー代謝と短鎖脂肪酸
「腸内細菌は老化する」という現実
断食と腸内細菌
腸脳相関と代謝物がもたらす“こころ”の科学
FMTという名の愚行
代謝物製造の真髄
情報伝達手段としての剤形
発酵神話の功罪
「補えばいい」という幻想
エビデンスという幻想
偽物が当たり前の時代
110歳への道のり
著者等紹介
箱〓順之[ハコザキヒロユキ]
1954年東京生まれ、札幌育ち。電子工学、分析化学、生化学、腸内細菌学、分子免疫学を横断的に探究し、乳酸菌代謝物および腸内環境‐免疫相互作用のメカニズム解明に取り組む独立研究者である。必要な理論体系・機器分析技術・語学をすべて自力で習得し、自ら確認した事実のみを基盤に仮説を構築する“自前主義の科学”を一貫して実践している。乳酸菌の代謝物に関する動物実験、患者群を対象とした臨床介入試験、海外での臨床データ取得と解析まで、研究設計から検証までの全工程を単独で遂行してきた。自律神経と食行動の関係を実地で理解するため、研究の合間には自ら飲食店を運営し、食事刺激と生理反応の観察を行った経験を持つ。長年の研究成果を結実させた乳酸菌産生エキス「SLIC16c」の製造においても、ヒト腸管の生態系と物理―化学的環境を可能な限り忠実に再現した独自の培養システムを構築し、腸内環境シミュレーションの高度化を追求している。現在は、腸内細菌叢のメタゲノム解析を中心に、腸内細菌の加齢関連変容とヒト老化の分子基盤との対応関係を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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