内容説明
越境性動物感染症緊急センター代表のマット・ヤマゲはバングラデシュに駐在し、鳥インフルエンザなどの感染症対策を講じていた。洪水やサイクロンなどの水害、大気汚染などの環境問題に触れつつ、現地の魅力を戯曲形式で綴る。
目次
ベンガルの魔法使い
どう生きるかが問題・シュンドルボン
ベンガルの雹嵐
牛食べにきませんか?
石炭火力発電計画とSDGs
墓場か揺り籠かシタクンド船舶解体ヤード
泥棒は命がけ
猫に魂替わりしたベンガル・タイガー
SMSによる草の根サーベイランス
静かなクリスマス
過酷地手当て
ベンガル・ルネッサンスふたたび
ヒマラヤ上空を飛び越える渡り鳥たち
ペット税
紙ひろいのタニア
路上の感染爆発
灯油ランプからソーラー・ランタンへ
もっと持続可能な
煉瓦と喘息
世界の風
ベンガルに四月に咲く花
著者等紹介
山家又祐[ヤマゲマタスケ]
三重県志摩市生まれ。分子細胞生物学者。獣医師。アジア自立支援機構理事。英語検定一級。山口大学獣医学科卒業。東京農工大学大学院修了(家畜内科学)。医科学研究所熱帯病学研修修了。東京大学大学院医学系研究科(医動物学)満期退学。ベルン大学大学院修了(理学博士、専門は分子生物学)。実験外科学研究所(ダボス)研究員、英国ストレンジウェイ研究所(ケンブリッジ)客員研究員、ベルン大学研究員(ベルン)、米国立衛生研究所NIHアレルギー・感染症研究所NIAID寄生虫病研究部フォガーティ・フェロー(ベゼスタ)などで熱帯寄生虫病の研究に従事。国際獣疫事務局OIEアジア太平洋事務所技術コンサルタント(東京)、国際連合食糧農業機関FAOシニアテクニカルコーディネーター(ダッカ)、宮城大学非常勤講師、サスティナビリティ技術設計機構(つくば市)調査研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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