内容説明
教員主体のいじめ対策は、「学習指導要領」に明らかに違反している―。著者は、生徒自身が仲裁者となる「学級裁判」により、多くのいじめ問題を解決に導いてきた。40年余り学校教育と向き合い続け、従来のいじめ対策の問題を現場視点で洗い出した教育書。
目次
第1章 だれがいじめを解決するのか―学習指導要領といじめ解決
第2章 国民を欺く違法ないじめ対策―学校いじめ防止基本方針の欺瞞
第3章 GOODBYEいじめ対策―第三者委員会の提言と山あり谷ありの子ども参加の道程
第4章 いじめの早期発見・早期対応と子ども参加―いじめの整理整頓と役割分担
第5章 日本で一番小さな裁判所―学級組織づくりと法教育
第6章 不思議でクールな子どもの世界―子ども参加と学校の役割
終章 たがいに支え合う中学生たち―友だちを思いやる心
著者等紹介
ガンジー・平墳[ガンジーヒラツカ]
ペンネーム「ガンジー・平墳(頑張るジジイまたは頑固なジジイの意)」。1956年、岐阜県大垣市生まれ。小学校に13年間、中学校に24年間勤務。現在は、地域の田植え教室や子ども食堂の応援、いじめ・不登校の相談を行う。2003年、第35回中日教育賞。2010年、国際コルチャック会議で「子ども裁判」の実践を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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