内容説明
緊急事態宣言、止まらない院内クラスター、変異株の流行…刻一刻と変化する未曽有の状況下で、適切な対応を迫られる病院。救うべき多くの命を前に、現場の長はどんな決断を下したのか。渦中の医療現場で懸命に立ち向かう人々を映し出した、渾身のレポート。いま明らかになる、激動の三年間の記録。日本社会が感染症に侵されたその時、最前線で起こっていたこととは。自身の経験から医療従事者の葛藤と奮闘を克明に記したノンフィクション。
目次
第1章 序の口 第1波(2020年3月~2020年7月)
第2章 院内クラスター 第2波(2020年7月~2020年10月)
第3章 医療崩壊 第3波(2020年11月~2021年3月)
第4章 ワクチン接種 第4波(2021年4月~2021年6月)
第5章 デルタ株 第5波(2021年7月~2021年12月)
第6章 オミクロン株 第6波(2022年1月~2022年3月)
第7章 オレンジコール 第7波(2022年4月~2022年9月)
第8章 土俵際 第8波(2022年10月~2023年3月)
著者等紹介
外須美夫[ホカスミオ]
1952年鹿児島市生まれ。九州大学名誉教授(麻酔・蘇生学)、佐賀国際重粒子線がん治療財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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