内容説明
『源氏物語』は、源氏を取り巻く人々の悲しみの物語。藤壺との秘事の罪の露見を恐れ、自ら京の都を退去する源氏。明石入道との野望の結託が、今後の物語展開の軸となる。色鉛筆により原文を細分化し、「原文分解分類法」を確立した著者による、原文に沿い本質に迫った現代語訳。理解がより深まる、著者作成の五十四帖人物相関図付き。
目次
源氏物語原文五十四帖構成分類
源氏物語原文分解分類法1~18
11 花散里
12 須磨
13 明石
14 澪標
15 蓬生
16 関屋
著者等紹介
月見よし子[ツキミヨシコ]
1969(昭和44)年奈良県生まれ。京都府立洛北高等学校卒業。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。文化服装学院服飾専門課程服飾研究科卒業。カルチャーセンター講師(著者と歩む『源氏物語』)担当。独学で「源氏物語原文分解分類法」(色鉛筆による言葉の色分け読解法)を考案。紫式部が、「思考と感性」の力で言葉の限りを尽くし、この世の全てを表現することに挑んだ『源氏物語』。その「情熱と孤独」に感銘を受け、原文の読解をライフワークにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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