内容説明
社会かに疎外されて風雪の山野をさ迷った。そして、アル中の施設に収容されて11年。失われた人生を取り戻すために綴られた手記。酒に病んで、施設で過ごした日々と、そこに至る人生の全て。
目次
第1章 悲の断片(母の思い出;友の死;仲間たち ほか)
第2章 原点への回帰(故郷;米子;佐世保 ほか)
第3章 永遠への回帰(関金;最後の放浪;大阪 ほか)
著者等紹介
田中敏之[タナカトシユキ]
1951年、鳥取県生まれ。72年、早稲田大学第一文学部哲学科入学。学生運動に参加。75年、帰郷して『疎外論』を執筆するも未定稿に終わる。85年、倉吉の新聞販売所に就労。92年、南販売所の所長となる。97年、アル中により改廃。05年、大阪メリノール・アルコール・センターに収容される。16年、出所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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