内容説明
型通りの美術史や名画解説では飽き足らない人へ。キリスト教、社会史、美学、絵画技法…etc.古代ローマから現代まで、西洋美術を立体的に捉える新しい手引書。計313作品とともにあなたの“見る眼”を開かせる。
目次
1 「意味」を読む(物語・テーマ;図像学;歴史から読む/歴史を読む;作品を見る場所と環境;絵が「わかる」ということ)
2 「造形」を見る(絵肌(マチエール)
色彩
線か色か
明暗(キアロスクーロ)
配置(機械)、構図
額縁
ルネサンス以降の各時代の様式(表現の特徴)
画家ごとの造形の特徴(表現の個性))
3 「芸術作品」とは何か?(芸術とは何か、どのように鑑賞するか;視覚的に絵画を鑑賞する方法;いい絵かどうか―作品の美的価値について;インテリア・アートについて;現代アートにおける「芸術」とは何か。それはどのような鑑賞方法を要求するのか;1990年代以降の芸術作品の評価の基盤の変化;現代における作品の価値と価格について)
著者等紹介
多湖広[タゴヒロシ]
1960年生まれ。東京大学文学部美学藝術学専修課程卒。大学では、今道友信氏、佐々木健一氏、藤田一美氏らに学ぶ。広告会社博報堂に36年間勤務し、2020年に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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