内容説明
いつからだろう、海鳴りが聞こえなくなったのは。個人の物語は、生きた時代や社会の変化、地域性とどう関わってくるのか。夫と死別して六人の子持ちの男に嫁いだつね、戦後に生まれたその娘千津、父親の顔を知らずに育った同郷の誠司。高度成長期に至る、社会や地域の変化とそこに生きる人々の物語。
著者等紹介
波方遙[ナミカタヨウ]
コロナ禍を契機に小説の執筆を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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