出版社内容情報
九代将軍・徳川家重の言葉を唯一解することができる家臣の大岡忠光。その妻の志乃はたとえ子供からでも折り紙一枚受け取るなと夫に言われたが……(「寵臣の妻」)。徳川家の御庭番、万里だけが見てきた隠密秘話の数々。多くを語らずひたむきに生きる人間の美しさを描く『まいまいつぶろ』外伝。全てを知る万里が最後に会いに行った人物とは――。
【目次】
内容説明
九代将軍・徳川家重の言葉を唯一解することができる家臣の大岡忠光。その妻の志乃はたとえ子供からでも折り紙一枚受け取るなと夫に言われたが…(「寵臣の妻」)。徳川家の御庭番、万里だけが見てきた隠密秘話の数々。多くを語らずひたむきに生きる人間の美しさを描く『まいまいつぶろ』外伝。全てを知る万里が最後に会いに行った人物とは―。
著者等紹介
村木嵐[ムラキラン]
1967年京都市生まれ。会社勤務等を経て、司馬遼太郎氏の夫人である福田みどり氏の個人秘書を十九年間務める。2010年『マルガリータ』で第十七回松本清張賞を受賞し、作家デビュー。23年『まいまいつぶろ』で第十三回本屋が選ぶ時代小説大賞、第十二回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。26年『雀ちょっちょ』で第四十五回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さっちん
10
時に迷いながらも、それぞれの立ち位置でひたむきに生きる姿が、なんとも清々しく感じられました。 女性もまた、山本周五郎の作品を思い出すような、素敵江戸時代女子が描かれておりました。寵臣の妻のラスト2行にはグッときました。吉宗のもとで、お庭番としての万里の人生は生き甲斐に溢れていたと思われるけど、最後に普通の幸せの時もご褒美のようにあってそこがまた良かった。2026/08/07
葵上
5
万里を通して語られる家重の周囲の人々。だれひとり悪い人は出てこなくて、みんな思いがあって。みんなみんなたくさん自分を律して生きている。こういう人と交わって生きていきたいなぁ。2026/08/12
kumami
5
まいまいつぶろのスピンオフ作品。家重と忠光が、子や妻などの親しい人にたちに対しても油断を見せず、細心の注意を払って耐えていたのが想像以上。寸分の隙もない。寵臣の妻では忠光の妻が描かれ、あーこんな耐える人生はとても真似はできないわ〜と思うけれども(まあ、時代も違うので)、忠光に感謝の言葉をかけてもらえてほっとしてホロリ。忠光の退隠間際の忠寄への牽制は胸がすく思い。2026/07/16
KT1123
4
徳川家重とその通詞大岡忠光の生涯を描いた「まいまいつぶろ」のスピンオフ短篇集。中心になるのは家重の父吉宗の御庭番万里。忠光は、将軍の言葉を騙ると思われてはならないため、一切進物の授受をしないが、妻が隣家の幼児からもらった花冠をも返してこいと言う話が良かった。本編の登場人物とその関係をあまり覚えてなくて、時々話が見えなくなりそうだった💦2026/08/15
恵美
3
まいまいつぶろのサイドストーリー。どの話にも万里が登場する。2026/06/16




