出版社内容情報
奈良県での演説中、元総理が射殺された。その場で捕まった男は動機として、ある宗教団体と元総理との?がりを主張。だが、この事件を単独犯と考えるには多くの不可解な点があった――。致命傷を与えた銃弾の紛失。容疑者の発砲とは逆方向から撃たれた銃創。事件発生から五日間も行われなかった現場検証。警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?
【目次】
内容説明
奈良県での演説中、元総理が射殺された。その場で捕まった男は動機として、ある宗教団体と元総理との繋がりを主張。だが、この事件を単独犯と考えるには多くの不可解な点があった―。致命傷を与えた銃弾の紛失。容疑者の発砲とは逆方向から撃たれた銃創。事件発生から五日間も行われなかった現場検証。警察は何を隠しているのか?真犯人は誰だ?
著者等紹介
柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年東京都生まれ。日本大学藝術学部中退。2006年『下山事件最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞(実録賞)、07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomomi Yazaki
13
令和。これに違和感を持つ人は大勢いた。その本当の意味は、日本を配下に置くこと。発案者は、ある宗教団体の上層部に属する。元号が変わる日は4月ではなく、5月1日。それは統一教会創立の日。極右の雄はそれに憤り禁厭を発令。事件はそこから始まった。ここにあるタブーの数々は荒唐無稽のようだが全て事実に他ならず、それらを積み上げてゆくと、揺るぎない歴史が紐解かれて行く。見つからない弾丸。急遽変更された演説地。なぜかそれを知っていた犯人。これらは全て事実でしょう。冒頭にある「この物語はフィクションである。」を除いては。2026/03/19
さみ
2
これでもかと平積みされていたのが目に留まり、センセーショナルなあらすじに惹かれ購入。「この物語はフィクションである」とだけ書かれたイントロダクションは掴み上々だったが、それに対しての本編のコタツ記事感が否めない。ハードボイルドに見せたいのか癖なのか分からないけども、3点リーダーとダブルクォーテーションの乱用もひどすぎないか?結局作者は何が書きたかったのかも分からず、取ってつけたような結末で拍子抜け。面白くないと言い切るほどではないのがまたなんとも。2026/04/03
とらまめ
2
7点 陰謀論やフィクションで片付けられない説得力がある。 全部が本紙の通りとは思わないが、一部の話は事実じゃなかろーかと思わせる面白い小説。2026/03/28
めがねおじさん
1
安倍元首相の暗殺事件をモチーフに描かれたフィクション。ではあるがかなり綿密に調査したうえでの力作。物語の構成は、いきなり陰謀の黒幕側からスタートし、犯人達の行動が詳細に綴られていく。恰も「ジャッカルの日」や「ラストターゲット」の映画のように。やがて暗殺が実行され前半部分は終了。後半は事件の真相を追う雑誌記者を中心に物語は進みサスペンス色が強まり、示唆に富んだラストへ。つまるところ黒幕は隠然たる右翼組織であり、そこに宗教団体の虚実を大げさに絡めて闇の深さを描いているが。よく出来たフィクションと言うべきかな。2026/04/15
kunchan
1
説得力ないわぁ。「もしかすると実際はこうだったのかも…」と虚実が交錯する筋立てを期待しましたが、そうでもなかったね。統一教会と勝共連合のことをもっと深堀りしないと赤報隊との関係も説得力が弱いと感じました。暗殺に関与する人があんなにたくさんいるということは、相当強固な組織でないと秘密は維持できないでしょう。だからこそ統一教会や勝共連合や原理研(なぜか出てきてないけど)の結束力をもっと強く描かなきゃ。このあいまいな闇の組織は何なんだと思いました。2026/04/05




