出版社内容情報
政変問答 うつけ屋敷の旗本大家 四
【目次】
内容説明
お役をもらい婚姻も決まり、大矢小太郎は人生の絶頂にあった。そんなある日、勤め中に刃傷沙汰が発生。水戸藩主・斉昭公を救ったことで、幕政のいざこざに巻き込まれる。魔の手はさらに、義父(予定)の老中・豊後守にも迫っていた。しかも黒幕は、大矢邸の住人だと判明!?国家と恋路の転覆を阻止できるのか?痛快時代小説、注目の第二シーズン。
著者等紹介
井原忠政[イハラタダマサ]
神奈川県鎌倉市在住。2000年に脚本「連弾」が第二十五回城戸賞に入選し、経塚丸雄の名義で脚本家デビュー。主な作品に「鴨川ホルモー」など。16年、『旗本金融道(一)銭が情けの新次郎』(経塚丸雄名義)で時代小説家デビューし、翌年に同作で第六回歴史時代作家クラブ賞新人賞受賞。20年、井原忠政名義で「三河雑兵心得」シリーズを刊行開始。同シリーズで『この時代小説がすごい!2022年版』文庫書き下ろし編第一位獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yamatoshiuruhashi
39
うつけ屋敷第4巻。珍しく主人公父子が力を合わせて老中・豊後守を助けようと働くが、タッチの差。水戸斉昭の隠居、幕政改革の争い、そのまま水戸藩の動乱、桜田門外ノ変、そして明治維新へと続く出来事が講談のような、滑稽話として書かれると驚く。2025/07/25
coldsurgeon
6
生真面目な剣客旗本が、江戸の町で、日々の生活にいそしみながら、活躍するシリーズの第4作目。堅物の朴念仁の主人公は、恋焦がれた女性と、やっと夫婦になれるようになるが、前途多難な騒動が、次々と起きる。世の中は幕末へと動き、主人公は役方にやっと就くことがことが出来たが、政変に巻き込まれてしまう。どうなることやら。2025/07/20
りゅうのすけ
5
題名は結構シリアスなのですが…それを面白おかしく描かれていて…あっと言う間に読了しました。井原忠政さんの本は肩の力を抜いて本当に楽しめます。続編が出るのが楽しみです。2025/07/21
あきのぶ
1
シリーズ42025/07/11