出版社内容情報
真波莉子は元厚生労働省のキャリア官僚。頭脳明晰清廉潔白、ついた渾名はミス・パーフェクト。しかし総理大臣の隠し子だとバレて転職。職場を転々としながら、「その問題、私が解決いたします」と、女子バレーのパワハラ、過疎化する田舎の村おこしなど超難問に立ち向かうが、敏腕女性コンサルに勝負を挑まれる。闘う女が乱世を救う。爽快世直しエンタメ。
内容説明
真波莉子は元厚生労働省のキャリア官僚。頭脳明晰清廉潔白、ついた渾名はミス・パーフェクト。しかし総理大臣の隠し子だとバレて転職。職場を転々としながら、「その問題、私が解決いたします」と、女子バレーのパワハラ、過疎化する田舎の村おこしなど超難問に立ち向かうが、敏腕女性コンサルに勝負を挑まれる。闘う女が乱世を救う。爽快世直しエンタメ。
著者等紹介
横関大[ヨコゼキダイ]
1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第五十六回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。22年『忍者に結婚は難しい』で第十回静岡書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
67
前作に引き続き今作も莉子によって痛快かつ唸るような妙案で問題が解決されていく。そして最後には思わず頬が緩んでしまうような出来事が待っており、今後の莉子と城島の新しい形のコンビへの期待を抑えられなくなっての読了です。2025/05/21
mayu
30
成績優秀、容姿端麗で竹を割ったような清々しい性格を持ち麻雀まで強い彼女は総理の隠し子だったりする。ミス・パーフェクトシリーズ2作目の今回も斬新な発想と非の打ちどころがない作戦で難題を解決していく莉子の姿が最高です。現場の声を大切にしてその現場へ潜入する行動力と大胆な発想力、困っている人達への手の差し伸べ方もさりげない。まさにパーフェクト。こんな解決方法で!?というような角度から解決策を繰り出すので、読んでいて楽しかった。まだ続いてくれそうなので続編が楽しみなシリーズ。2025/05/05
ぴ〜る
17
今回も読みやすくて楽しめた。どんな難題も利用できるものは上手く利用して乗り越えていく様が気持ちいい。権力を持つ者の闇やハラハラする場面もあって面白かった。これからどんな展開になっていくんだろう。2025/05/07
オヤニラミ
14
元厚労省のキャリア官僚で総理の隠し子真波莉子があらゆる事業を立て直して行く。ミスパ・シリーズ第二弾!!限界集落の活性化・給食センターの異物混入事件とキャバクラの売上回復・実業団女子バレーボールチームの改革・官僚のインサイダー取引疑惑の解明と厚労省の評価回復、等々の多種多様な問題を一手に引き受け爽快に解決へ導くそのアイディアと実行力は前作同様で、特に問題を抱える者の更に後にいる人物に焦点を当て世直しして行く手腕は見事。そして相対する敏腕コンサル天沼未央奈やSP城島との関係はどうなるのか…続編も楽しみです。2025/09/15
NAOAMI
14
莉子が依頼主と話を進める一方で別軸のストーリーが城島父娘や他の登場人物らによって展開され一つの結末に向かって収斂していく流れが心地よい。策に溺れがちなコンサルとは違い彼女のアイディアの根底にあるのはヒト。給食のおばさんがキャバクラにキャバ嬢が給食づくりの手伝いをする、パニック障害で厚労省を休職中の男性がレンタル公務員として猫カフェに赴き野良猫対策に尽力等。何かと否定的(且つ紋切り型)に描かれがちなヒトの使い処が小気味いい。巨悪との一幕は迫力を感じ痛快。理路整然とプロポーズを処理し受け入れるとかツンデレか。2025/05/09




