出版社内容情報
装幀家の愛里紗は今日も浮気する夫の修のため料理を作る。一方仕事に燃える親友の彩江子はフェミニストと煙たがられ、修の遊び相手のまりもは若さと美しさを持て余している。単調で退屈な日常と甘い情事の先には、不都合な修羅場が待ち受ける――が、それより怖いのは大人たちの本性。恋愛小説の名手による、上品で下品な恋愛事情。その一部始終。
内容説明
装幀家の愛里紗は今日も浮気する夫の修のため料理を作る。一方仕事に燃える親友の彩江子はフェミニストと煙たがられ、修の遊び相手のまりもは若さと美しさを持て余している。単調で退屈な日常と甘い情事の先には、不都合な修羅場が待ち受ける―が、それより怖いのは大人たちの本性。恋愛小説の名手による、上品で下品な恋愛事情。その一部始終。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。同志社大学卒業。NY州在住。サンリオ「詩とメルヘン賞」、海燕新人文学賞、島清恋愛文学賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばゆみ
12
タイトル通り、近しい人たちの間での奪ったり奪われたりの物語。うーむ、小手鞠作品は何作か読んでいるけれど、一番自分には合わないかも知れない(^_^;)。言葉のチョイスがちょっと古いなと思ってしまったのでした…2024/11/20
ICHI (atomic)
5
初作家 単調で退屈な日常と甘い情事の先には、不都合な修羅場が待ち受ける 普段読まないジャンル。絡みに絡まってる…。こわっ!何なん貴方達…。これからどうなるの?蛇とマングースですか?恐ろしいにも程がありますよ。 情事の裏には事情がある…ほんまでっか?2024/11/08
ジニー
4
★★☆☆☆2024/12/16
Erika
3
不思議な読後感。ドロドロな恋愛物語かと思いきや、淡白な部分も有ったりと掴みどころが無い感覚。「Aという出来事がBという出来事に繋がり、Cという人との出会いがDという人との別れを連れてくる。つまり、全ては繋がっている。人生は偶然という名の必然で繋がっている、一本の電線のようなもの。私たちは皆、その線の上で綱渡りをしている」という言葉が作中に出てくるが、まさにこの作品を上手く表現していると思う。登場人物達も偶然で繋がり出会いと別れを経験する。彼女達の中に過去の自分の欠片を見出す場面もあった。2025/04/16
さとこ
1
どの女も幸せじゃないお話。 バブリーすぎて共感できない夫婦。年齢や背景がバラバラの人達がそれぞれに関わっていく。多分、どのオンナも恵まれた才能なり、ビジュアルを持っているのに幸せになれない。 最後が唐突に怖い。2025/01/23