出版社内容情報
「弟がどこで死んだか知りたいんです」。“念力研究所”の貼り紙に誘われある商店街事務所にやってきた11歳の少年・カオル。そこにいた中年男・オショさん、不登校少女・イオと3人で真相を突き止める旅に出て、弟が最後に暮らしていた廃屋にたどり着く。そこで3人が見つけた「真実」とは。そして22年後、驚きの奇跡が起こる。新たな家族の物語。
内容説明
「弟がどこで死んだか知りたいんです」。“念力研究所”の貼り紙に誘われある商店街事務所にやってきた11歳の少年・カオル。そこにいた中年男・オショさん、不登校少女・イオと3人で真相を突き止める旅に出て、弟が最後に暮らしていた廃屋にたどり着く。そこで3人が見つけた「真実」とは。そして22年後、驚きの奇跡が起こる。新たな家族の物語。
著者等紹介
中條てい[チュウジョウテイ]
1956年生まれ。南山大学文学部仏語学仏文学科卒業。12年、斎藤緑雨文化賞長編小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiroyuki
3
ひとつのクッキー缶をめぐる思い出と未来のお話。 家族のありかた、それを読者に促しつつも答えは無くていいんだろうなと思わせる優しい筆致。 視点の移り変わりが自由自在で不思議な感覚でした。 読後感の心地よい小説ですね。2024/12/01
ジュリア
2
最後に一瞬わからなくなったが、りり子さんとかおるが出会えて良かった2025/01/02
みっちゃん
1
「アイミタガイ」に興味があり まだ読んでは無いが作者が同じだったので「太陽の小箱」を読みました カオルの弟キロちゃんがどこでなぜ死んだのか それを見つけるためにイオとオショさんが協力する キロちゃんが大事にしていた赤いクッキー缶にまつわる22年間 過去と今と未来にパッパッパッと話が飛び あれって思いながらでも最後には出来事が回収されほんわかした読後感でした。2024/12/24