出版社内容情報
真波莉子はキャリア官僚。「その問題、私が解決いたします」が口癖の人呼んでミス・パーフェクト。ある日、総理大臣の隠し子だとバレて霞が関を去ることになるが、次の勤め先はまさかのファミレス!?政治家の不適切発言の後始末、不倫CAの転職先探し、赤字続きの病院の立て直しなど、なんでもござれ。実在してほしい人材NO.1! 痛快世直しエンタメ。
内容説明
真波莉子はキャリア官僚。「その問題、私が解決いたします」が口癖の人呼んでミス・パーフェクト。ある日、総理大臣の隠し子だとバレて霞が関を去ることになるが、次の勤め先はまさかのファミレス!?政治家の不適切発言の後始末、不倫CAの転職先探し、赤字続きの病院の立て直しなど、なんでもござれ。実在してほしい人材NO.1!痛快世直しエンタメ。
著者等紹介
横関大[ヨコゼキダイ]
1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第五六回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
78
久し振りに連ドラで観てみたいと思えた作品。首相の隠し子たる莉子の才女ぷりも、各話の舞台の転換ぶりも少々現実離れしていながらも気持ちいい位にサバサバしていて心地よく、それを支えているのが少々抜けていたり事情を抱えている、けれども人情味のある男達というのも微笑ましく。是非とも続編で莉子と城島、そして彼の娘の愛梨の行く末を確かめてみたいと思いながらの読了です。2024/04/09
まこみん
51
厚生労働省のエリート官僚、真波莉子。痛快で気持ち良く進むストーリーが横関さんらしく期待を裏切らない。現総理の隠し子という秘密がバレて官僚を辞め、莉子の社会改善活動が始動する。総理家族を含め周りの殆どが良い人だが、大物牛窪との対決はまだ続くのかな。続編も楽しみ。2025/02/21
森オサム
38
ミス・パーフェクトシリーズ一作目。荒唐無稽な設定では有るが、一つ一つのエピソードの問題とその解決法はそれなりに説得力が有り興味深く読めました。文章も読み易かったし、基本的に良い人が多く出て来て暖かい読み心地なのも好ましい。が、読了に凄く時間が掛かった。これはひとえに主人公が個人的な好みに合わなかったからです。人気の出そうなキャラなんだけどねぇ…。まあ、爽快感の有る変則的なお仕事小説、きっと多くの方々が楽しめると思います。どっかであらすじを読んで見て下さい、興味を持たれたなら間違い無くおススメですので。2025/01/29
一笑
26
ファミレスや市立病院の再生、航空会社の客室乗務員のセカンドキャリアの構築等々、こういった感じのお話は多々あるけれど、主人公のキャラがここまで飛び抜けて面白いのはそう多くはない。なんせ主人公真波莉子は美貌でかつ東大卒の元キャリア、その上、現職総理大臣の隠し子ときている。総理大臣の父の仕事を助けながらも、様々な無理難題に挑んでいく。「その問題、私が解決します。」の決まり文句もさえている。元SPのボディガード兼運転手の城島とのコンビもなかなかいい。父の政敵、牛窪がまだぎゃふんと言っていない。続編があるんですね。2024/08/10
ぷにすけ
25
主人公の真波莉子は、ミスパーフェクトと呼ばれるバリバリの腕利きキャリア官僚。そして現総理大臣の隠し子であり、総理の影のブレーンという凄い人物。降りかかってくる困難を物ともせず、ちょっと世話のかかる父親(総理大臣)を助けていきます。あ-、久々に楽しく読ませていただきました。彼女の恋愛関係を予感しながら、次回へ続く・・・2024/05/13