出版社内容情報
なんでも屋の橘良太は、探偵一家の娘・綾羅木有紗のお守り役。彼女は幼いながら名探偵気取りで、実際、数々の難事件を解決してきた。そんなある日、依頼者の元に出かけた良太は密室殺人に遭遇してしまう。そして、有紗への「ある依頼」が二人に急展開をもたらすことに――!?溝ノ口&南武線を舞台に凸凹コンビが大活躍するユーモアミステリ最終巻。
内容説明
なんでも屋の橘良太は、探偵一家の娘・綾羅木有紗のお守り役。彼女は幼いながら名探偵気取りで、実際、数々の難事件を解決してきた。そんなある日、依頼者の元に出かけた良太は密室殺人に遭遇してしまう。そして、有紗への「ある依頼」が二人に急展開をもたらすことに―!?溝ノ口&南武線を舞台に凸凹コンビが大活躍するユーモアミステリ最終巻。
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業。2002年カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクトで長編デビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第八回本屋大賞を受賞し、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nemuro
33
既読本は『もう誘拐なんてしない』(2010年9月「くまざわ書店帯広藤丸店」で購入/同年10月読了)に始まり、<探偵少女アリサの事件簿>シリーズの「溝ノ口より愛をこめて」(2023年12月「喜久屋書店帯広店」で購入/2024年1月読了)と「今回は泣かずにやってます」(2024年1月「くまざわ書店東神楽店」で購入/同年2月読了)の3冊。で、シリーズ最終巻の本書。川崎市溝ノ口、南武線が舞台。なんでも屋・橘良太と美少女・綾羅木有紗の凸凹コンビが難事件に挑む。狭い地域限定の舞台もパターン化された展開も嫌いじゃない。2024/04/03
bayashi
17
お子ちゃま探偵短編集シリーズの第三弾。1,2,4が好き。トリックとやりとりの質は著者のいつもどおりで、他シリーズとの最大の違いは実はサザエさん時空ではないところ。成長が感じられる微笑ましいシリーズでした。2023/12/01
NAOAMI
16
へたれ三十路便利屋・橘と母と直結する血筋で名探偵ぶりを発揮するアリサ(10歳)のバディが溝の口周辺で起こる主に「殺人」…どんだけ殺伐とした街なの!橘の自虐や過剰な若作り?アリサの推理をいつの間に自分のモノして解決部分の〆の話者となっているところ。ホントどーでもいい奴なのだが、憎めないのは否めない。そこらへんアリサはどうなのか。彼にバレンタインチョコ渡すくだりはなんかホノボノ。小説でしか見ないような「密室殺人」がやたら起こるし、尾行していた少女が消失するし。そんなこんなも結構理にかなった推理展開で楽しめる。2023/11/14
takaC
11
最後だと思うと寂しい。2023/01/07
マカ
9
シリーズ第3弾で最終巻です。この面白い掛け合いとアリサの毒舌を読むのも最後か~。寂しいな。アリサと良太の別れはあっさりしたものだったけど、2人らしいといえばらしい。最終巻とのことだけど何年後かにアリサが帰国して、新たなシリーズが始まればいいなと淡い期待をしながら待ってようかな。ところでアリサがいなくなって良太の収入は大丈夫なのかな?2024/05/10