出版社内容情報
十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年──懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。リカの復讐に怯える日々を過ごすなか、リカらしき女の目撃情報が届く。事件に決着をつけるため京都へ向かった孝子は、リカの異常な逃亡生活の足取りを?むが……。憎悪に塗まみれた二人が再び対峙する、シリーズ第八弾。
内容説明
十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年―懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。リカの復讐に怯える日々を過ごすなか、リカらしき女の目撃情報が届く。事件に決着をつけるため京都へ向かった孝子は、リカの異常な逃亡生活の足取りを掴むが…。憎悪に塗れた二人が再び対峙する、シリーズ第八弾。
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。2001年「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
270
シリーズ第八弾。全てを揃えるとお部屋のインテリアに最適…ってなるかあ!こらぁ、 五十嵐貴久!書いてるうちにリカ化したか。時系列では『リターン』の後。リカはモンスターか!モンスターは、ピンクレディーだけでいいぞ。ありえない。こんなことはありえないんだよ。しかも、リカ化してる奴が…、ヒーッ!怖いよ~。悪臭、腐臭…、オェーってなるよ~。とにかく、この狂ってる奴をやっつけてくれ~。おっ、希望の光が…み見えてきた。頼む。リカをやっつけてく…、なんでお前がここにいる。ギャ~!しんごろはリカに連れ去られた。2023/08/03
まさきち
195
相変わらずのリカの怪物っぷり。そして今作では今まで語られてきたことを総括した感が強く、それらを踏まえた上で、新たなステージに一歩踏み出した次作でのリカの活躍(?)に期待しながらの読了です。2023/06/20
いつでも母さん
188
『こいつはリカになっちまったんだな』キャー!!ドンドン心拍数が高くなるのを自覚して、えぇー!お願い、次を早く。そして、もう勘弁して下さい。私の身体が持ちません(泣)不死身と書いてリカと呼ぶ。腐臭はリカが近くと教えてる・・刊行順だろうが時系列順だろうが、もうこの世界に増殖してるのか。読んだ人間は取り込まれるのかー怖い怖い。小野萌香!あとは任せた。2023/05/30
fwhd8325
174
ここまで続けて読んできたから、とことん付き合いますが、何だかこんがらがってきた。当初は現実感を持って読んでいましたが、ここ最近の物語は、超越した世界になっているようです。今回は、新たなキャラクタも登場してきて、さらにややこしくなりそうな気配です。2023/10/14
茜
174
元刑事の青木孝子曰くリカちゃんの思考を「リカには法律も道徳も善悪もない。リカこそが法であり、正義の使徒だから、すべての行動が善だと信じている。人を殺しても、自分にとって害がある存在だから駆除しただけに過ぎない」と語っている辺り、誰よりもリカのことを理解していて親友になれるのでは?と思っちゃったりしましたけど (笑 あとがきにて次作は本書「リベンジ」に直結する世界が描かれるということですので今から楽しみでなりません。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている。。。怖っ!!2023/05/30