出版社内容情報
異世界の伝説がある海と山に囲まれた吹上町では、不思議な事がたくさん起こる。屍人が墓をうろつき、遺体が消え、最近では、引きこもりの美鈴の部屋に、夜じゅう遊びまわる子どもの霊が現れたという。霊は妊娠の予兆なのか?相談を受けたミミは、美鈴と共に正体を調べ始める……。自然と人間の美しさが胸を打つ、スリル満点の哲学ホラー。
内容説明
異世界の伝説がある海と山に囲まれた吹上町では、不思議な事がたくさん起こる。屍人が墓をうろつき、遺体が消え、最近では、引きこもりの美鈴の部屋に、夜じゅう遊びまわる子どもの霊が現れたという。霊は妊娠の予兆なのか?相談を受けたミミは、美鈴と共に正体を調べ始める…。自然と人間の美しさが胸を打つ、スリル満点の哲学ホラー。
著者等紹介
吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、22年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。著作は三十カ国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みい
1
文庫発行を待っていたら、だいぶ時間が空いてしまったので、一巻から読み直しての、第三巻。こんな街で、こんな優しさに包まれてのんびり生活したいなぁ。普段の慌ただしい日常から少し離れたお休みの午後、のんびり読みたい作品です。2023/02/03
しんやす
0
緩い小説。人生に対して、このままでいいんだ、と肯定してくれるような内容だった。 占い師の少女とのやり取りのシーンはスピ色が強くやや難解。吉本ばななは、生きている事の素晴らしさをあの手この手で教えてくれている気がする。2025/05/25
あこ
0
ばななワールドですね。次も楽しみです。2023/03/02