出版社内容情報
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内容説明
29歳の瑠依は夫とセックスレス。ある日友人に誘われて行ったホストクラブで、20歳のユーセイの虜になってしまう。「推し」に貢ぐ金を稼ぐために、瑠依はマッチングアプリで出会った剣持と愛人契約を結ぶが、その舌技に骨抜きにされ―。ホストに狂い、淫靡な己を覚醒させた女が、歌舞伎町という底なしの沼に沈んでいく。トップ官能作家の新境地!
著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京都生まれ。日本大学藝術学部中退。2004年に『ふしだら天使』で官能作家としてデビューし、たちまち人気に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
48
歌舞伎町、ホスト、売春。新境地とうたっていますがあまり新鮮さを感じません。2023/01/21
アカツキ
11
友人の結婚式の帰り、専業主婦の瑠依は独身の友人に誘われるままホストクラブへ行ってユーセイの虜になってしまう。貢ぐための金稼ぎにマッチングアプリで出会った男と愛人契約するが、セックスレスの瑠依は骨抜きにされて…。王道転落物語。瑠依の夫の嗜好設定が妙に濃いところが可笑しい。爽やかな青春小説を多く読んだ反動で手に取った。図書館に置くにしてはなかなかハードな性描写でいいの?という感じ。2024/12/13
せんべい
9
レスの主婦が歌舞伎町のホストクラブで遊びたいために、マッチングアプリで知り合った壮年の男がとんだ性豪で金持ち。お金で主人公の身体を買い、彼女に本当の快楽を教え成長させてゆく。壮年男は性技ばかりでなく、道具や玩具、縄づかいにまで精通していて、彼女は快楽に溺れる。二人の行為がどんどんエスカレートしていき、彼らの暴走にハラハラして読んでいたら、最後は意外にあっけなかった。が、官能娯楽小説として充分楽しめた。2025/03/04
せいじ
1
このまえ読んだ『夜のセレブリティ』と同じく、エロよりも別のところに主眼を置いているのかなという感じの作品。しかしそれじゃあ何に主眼を置いているのかというとよくわからない。歌舞伎町という町の事情やらホストについて掘り下げて描いているわけでもないし、若い男との出会いで身を持ち崩して破滅まで突き進んじゃう作品ということなら昔に出した『夜の手習い』の方がエロの濃さも含めてよっぽど出来が良かった気が。2023/11/19
本のむし
1
性に疎いアラサーの女性が新宿の沼にズブズブハマっていく話。剣持さんスゴイ。2023/03/04