著者等紹介
小林賢太郎[コバヤシケンタロウ]
1973年生まれ。多摩美術大学卒業。舞台、映像など、エンターテインメント作品の企画、脚本、演出。小説、絵本、漫画などの執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
15
うーん?こんなんだったっけ?大幅に加筆修正した改訂版ということだけど、4年前の単行本の読書ノートと見比べると、自分にとっては別物になってしまっているのかもしれない。お話が平凡なアフォリズムに陥ってしまわぬよう繋ぎ止めていた大事な台詞はなくなっていたし、過去の自分によれば読み手に自分自身の呪いがはね返る仕掛けがあったらしいのだけど、それも見当たらない。まあ、4年前の自分が信用に足るわけでも、今の自分と同一であるわけでもないけど…差し当たり、活字よりもステージに立つかたちの作品発表を願う気持ちが強まりはした。2023/09/14
ギルヲ
6
パフォーマーを引退して裏方になってしまったのがいかにも惜しい。これを舞台で演じる小林賢太郎が目に浮かびました。最後の公演がコロナ禍で中止になっちゃったのも痛いけど、最後の最後にはラーメンズ公演を見たかったなぁ。コバケンロスを慰める一冊。たくさん笑えて、ときどき胸がいっぱいになります。2023/04/26
泉
6
目の付け所と妄想力が凄まじい。 日常のあれやこれやからここまで広がる!?とページを捲る度に感嘆の声が漏れる。空想盛りだくさんの小話を読み進めた後の最後の「砂場の少年について」の「この物語はフィクションです」の説得力の無さ。もう嘘か本当かわからない。2022/10/23
yu12418
4
「落花 8分19秒」と「砂場の少年について」が印象に残った。日本語の妙を突くいつものニヤリとするものもあれば、SFやミステリーチックなものもある中で、先の2つが特に良かった。 作者の目の付けどころというか、思考回路は本当に唯一無二だなと改めて感じた。2022/06/25
ap_yu
4
小林賢太郎ワールド全開の物語ばかりで、懐かしさもあり面白かった。 短いこばなしが特によかった。2022/04/29
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