出版社内容情報
「あの姉さんには惚れちまうんじゃあねえぜ」見るからに苦労がにじみ出る女・お蝶。今は甘酒屋をしているが、誰にも言えない過去を抱えていた。その女に惚れたのは、羽目の外し方も知らぬ純真な男。周囲の忠告も聞かずに想いを募らせるが、二人の恋路に思わぬ障壁が......。黙ってられぬとばかりにお夏が暗躍! 人情居酒屋新シリーズ、感涙の第四弾。
内容説明
「あの姉さんには惚れちまうんじゃねえぜ」見るからに苦労がにじみ出る女・お蝶。今は甘酒屋をしているが、誰にも言えない過去を抱えていた。その女に惚れたのは、羽目の外し方も知らぬ純真な男。周囲の忠告も聞かずに想いを募らせるが、二人の恋路には思わぬ障壁が…。黙ってられぬとばかりにお夏が暗躍!人情居酒屋新シリーズ、感涙の第四弾。
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本、多くの舞台の脚本、演出を手がける。2010年、『取次屋栄三』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
144
安定してきた『居酒屋お夏 春夏秋冬』も第4弾!お夏の仲間総出の活躍もあり、口入屋・龍五郎の昔の話があり、清さんの弟子・宗太郎の恋があった。一つ、しっかりしてよ大家の瓢右衛門!って笑えない話は賢い女房殿に軍配が上がる。どれも安心して読めた。2022/09/15
やま
68
江戸は目黒の永峯町にある、お夏の居酒屋に来る常連達と、妖艶で美しいく、お節介なお夏の楽しい物語です。 【読後】 展開が早く、人情味が有り、居酒屋お夏で過ごす常連客が醸し出す和気あいあい感がなんともいえずよい気がします。此度、乱れ酒、鰻と甘酒、ごっそあん、ところてん、の短編4話の中で、ほんわかとした余韻の残る「ごっそあん」が良かったです。シリーズ4作目。2021.12発行。字の大きさは…中(字が薄い)。2022.04.18~20読了。☆☆☆★★2022/04/20
kagetrasama-aoi(葵・橘)
48
「居酒屋お夏 春夏秋冬」第四巻。「乱れ酒」「鰻と甘酒」「ごっそあん」「ところてん」の四話。居酒屋に来るお客の困り事、厄介事を、秘かに解決の助けをするお夏と清次。今巻も悪をばったばったと斬ってくれます!痛快です!「ところてん」ではお夏の淡い初恋が語られて❤️お夏の新しい一面が読めました。面白かったです。2022/03/17
真理そら
48
お夏の可愛く淡い初恋が…。2021/12/11
むつこ
32
安定のお夏さんシリーズ。常連客の恋のお話の連続短編。あ、今回はお夏さんの初恋も。あー、どうしてこれ映像化しないのかな。お夏さん、大好き。2022/07/17