内容説明
誰にも平等に訪れる老化。なのに目をそむけたくなるのは、その仕組みを知らないから。骨、筋肉、細胞で起きること、脳と感情と性格の変化、生殖機能がなくなっても生き続ける意味―。実は、老化は人間を新しいステージに連れていくプログラム。止められなくとも、ゆっくりにする方法はある!変わる自分のカラダが愛しくなるコミックエッセイ。
目次
第1章 「齢をとる」ってどういうこと?(閉経しても生きているのは人間だけ;老化の全体像はわからない!?;老化細胞はとてもワガママ;テロメアで老化のスピードがわかる)
第2章 骨も齢をとる(骨の中で起こっていること;骨の老化ってどういうこと?;骨の老化に立ち向かう)
第3章 筋肉も齢をとる(筋肉を衰えさせる一番の原因は?;筋肉を呼び覚ませ!;正しい立ち方、歩き方で筋肉を鍛える)
第4章 感情も齢をとる(涙もろくなるにはワケがある;齢をとると脳は活性化する!?;老化すると性格は5つのタイプに分かれる?)
第5章 さぁ、50歳からの人生を作ろう!(ココロとカラダは一体;カラダからのサインを受け止めて;人生の優先順位をつけるとき)
著者等紹介
上大岡トメ[カミオオオカトメ]
イラストレーター。1965年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
62
インパクトあるタイトル。これまで人より若く見られることが多かったが、寄る年並みには勝てず、ついに大好きな読書も老眼鏡が必要になってしまった。トホホ。というわけで購入しつつもなかなか現実と向き合う覚悟がなかったがついに読む。トメさんのクセのないイラストで老いのメカニズムをわかりやすく説明。骨や筋肉について等とりたてて目新しい情報はなかったが『知っているとやっているとは大違い』なので、実践していることを含めて継続して取り組んでいきたいし、老いることに余裕を持ちたいものだ。2022/12/03
chiseiok
42
この人のコミックにはいつも新鮮な気付きがあって、つい手に取ってしまいます。今回は「老化」というシリアスなテーマ。最初からネタはキャッチーで、「ヒトの平均寿命は20万年掛けてやっと20歳から50歳まで進化したのに、その後はたった100年で80歳まで伸びた。本来の生物としてのヒトの寿命は50年!」という仮説。50歳からの余命30年間にはどんな意味があるのか?…おぉなるほど!…というところから話は始まるのですが、当然そんなネガティブな展開ではないので、楽しく為になる知見を得られまっせ。おすすめですよ〜(^^)。2021/11/09
shincha
39
図書館本。色々なことが若いころのようにできなくなってくるこの頃。日々、高齢の父母の壊れていく様子を見ながら、自分の将来を見ている。できなくなっていくことを憂うのではなく、受け入れる気持ちが必要。どうしてそうなるのかを漫画で丁寧にわかりやすく解説している、理由がわかると安心して受け入れていける。また、穏やかに終末期を迎えるための準備的なことも解説されている。ピンピンころりが理想だが、実際には…。今からできることをやっていこうっと!2023/02/06
パフちゃん@かのん変更
24
ヒトの中に「老化のプログラム」があらかじめ入っている。運動すると骨芽細胞が骨を作り始める。→老化のスピードが緩くなる。カルシウム、たんぱく質をしっかりとる。ストレスをためない。大殿筋、大胸筋、ヒラメ筋、大内転筋を鍛える。脳をクールダウンするには、ぐっすり眠ること、そのために運動する。気を付けるのは、6~7時間半寝る、腹八分目バランスよく、じわっと汗をかく運動を続ける、解決しないことをクヨクヨ考えない。完璧主義をやめる。好奇心を失わない。などなど・・2023/04/03
あまね
18
『老いの科学』のお話を上大岡トメさんが分かりやすくマンガで説明してくれています。著名な5人の先生方のお話を私たちにも分かるよう落とし込む筆はさすがです。そして、読後も嫌な気持ちにならないところが素晴らしかったし、勉強になりました。とりあえず、週3回、30回のジャンプから始めてみます。2022/08/30