内容説明
「この本は答えを出す本ではありません。旨いやりかたや世渡りの技術を伝授する本でもありません。ぼくと同じように、夜と朝との狭間に、ひたすら自分との対話を繰り返すような人への、目くばせの合図のようなものです」(「開幕のベルにかえて」より)。自殺の問題、生きる意味について、病苦、老い、死への不安、将来や人間関係の悩み…読者の手紙にこたえるかたちで書かれた新しい人生相談形式のエッセイ。命がよみがえる、生きる羅針盤。新装版で復活!!
目次
第一夜 自殺について
第二夜 生きる意味
第三夜 健康とは
第四夜 悲しみの効用
第五夜 職業の貴賎
第六夜 受験と就職
第七夜 少年と死
第八夜 夢と年齢
第九夜 自己責任
第十夜 意志の強さ・弱さ
第十一夜 覚悟ということ
特別対談 いまをどう生きるか(小川洋子、五木寛之)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年9月、福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり47年引き揚げ。52年早稲田大学ロシア文学科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第六回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第五六回直木賞、76年「青春の門(筑豊篇ほか)」で第一〇回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆、京都の龍谷大学にて仏教史を学び、85年より執筆を再開する。英語版『TARIKI』は、2002年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)銅賞に選ばれた。同年、第50回菊池寛賞、10年『親鸞』(上)(下)で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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