内容説明
隅田川で町方与力の水死体が揚がった。遺体を検分した定町廻り同心・佐々木康之助は、首にかぶれたような斑点があることから身投げとされる死因に疑いをもつ。折しも“検診”で訪れた診察部屋で、番所医の八田錦から、死んだ与力は悩みを抱えていた節があると聞かされる。はたして佐々木の執念の捜査は、江戸を揺るがす姦計を暴き出した―。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年愛媛県生まれ。シリーズ作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
66
番所医はちきん先生 休診録 1巻。与力や同心の心身の健康状態を管理する奉行所専属の医師、八田錦通称はちきん先生、事件にも首を突っ込み事件解決に導く面白い設定です。 2022/02/21
雅
52
医師のはちきん先生こと八田錦。女性ながら気風のいい人柄と積極的な行動で事件解決へ乗り出す。周りとの関係性が掴みきれず、イマイチ入り込めなかった。面白そうな雰囲気はあるので追いかけてみよう2022/09/29
藤よい
5
四話収録されていますが、三話目「母恋い草」、四話目「罪の影」が好みです。 別のシリーズの吟味方与力の藤堂逸馬や、ぶつくさ同心の伊藤洋三郎が出てきました。読みやすく、はちきん先生の活躍を期待してるのでシリーズ化してほしいです。2021/10/03
goodchoice
3
期待したより少し筋立てが甘く、物足りない内容であった。2021/07/26
こけこ
2
女医の八田錦が、同心と一緒に事件を解決していく。物足りなさが少しあったが、楽しめた。2025/01/16
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- 和書
- 子規・写生 - 没後百年