出版社内容情報
弁護士の一色桜子は、ヴァイオリンの恩師・浦上紗也香のコンサート会場で浦上から悩みごとの相談があると言われる。だが浦上は演奏中に倒れ、病院で死亡。司法解剖で毒殺されたことが判る。恩師の相談とは何だったのか? 悲嘆にくれる桜子に更なる衝撃が。弁護士会からの連絡で当番弁護士として接見した男は、なんと恩師の事件の被疑者だった。
内容説明
弁護士の一色桜子は、ヴァイオリンの恩師・浦上紗也香のコンサート会場で浦上から悩みごとの相談があると言われる。だが浦上は演奏中に倒れ、病院で死亡。司法解剖で毒殺されたことが判る。恩師の相談とは何だったのか?悲嘆にくれる桜子に更なる衝撃が。弁護士会からの連絡で当番弁護士として接見した男は、なんと恩師の事件の被疑者だった。
著者等紹介
鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒。2014年『私が愛したサムライの娘』で第六回角川春樹小説賞を受賞しデビュー。同作品で15年に第三回野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もも
12
お抱えの運転手がいて、ご挨拶は「ごきげんよう」。今回はヴァイオリンの話がメインで、読んでいる間は私もお嬢様気分。けれど、具体的な着手金、弁護士制度の説明や、引用されている論文は現実のもので、架空の世界と現実が一体化していました。初心を忘れず進んでいく桜子さん、頑張れー。2020/08/22
秀玉
11
作家は推理ものが多い。これもだ。軽く読める。濃くて重い内容を分かりやすく読ませてくれると感じている。小説も薄めだ。ぶ厚く、構えてしまうような小説は今の所目にしていない。これはシリーズ2作目、先が知りたくて一気読みした。(私は読了本の備忘録的に書いているので、一般的な感想文的な記載はしないのでご容赦を)堪能した作品だが、このシリーズ2冊をどこで、いつ購入したのかまったく覚えていない。家には900冊程が眠っているが、ここで、こんなことを考えながら買ったよな的な記憶は覚えている。読み終えて表紙を見た、良いね~。2024/10/10
うぇい
11
まぁまぁ面白かったです。全然知らない作家さんの作品でシリーズ物なのに2作目から読んでしまいましたが、なかなか面白かったです。 大人向けなユーモアミステリーという感じでした。ベントレーで運転手付きで、『ご機嫌よう』が口癖の弁護士のキャラも面白かったです。 クラシック音楽が題材なのもよかったです。主にトリックと動機が焦点になっていますが、動機の方はありきたりな感じでしたが、トリックは少し面白かったです。2021/07/31
チルチルミチル
9
桜子さんのごきげんようという挨拶はお嬢様感がでていていいですね。今回の事件は恩師に関わるもの、バイオリンの音色が聞こえてくるようなお話でした。運転手つきというのが羨ましい限りです。2020/09/06
ドットジェピー
7
面白かったです2021/01/28
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