内容説明
「今日はなにを食べようか?」。季節や家族の体調次第でいい塩梅のご飯をこしらえる。死が迫った十三歳の愛犬のためにふかふかのベッドを買う。一時間で消費されてしまうかもしれない小説を、何年間もかけて書き続ける…。作家のさりげない日常のワンシーンが私たちの心を整えてくれる。力まずに、唯一無二の自分を生きる極意が満載の一冊。
目次
よしなしごと(あの場所へ;霊;鷹揚;よしばなうまいもん;TVに出る人;三つ子の魂;家事革命(日本は遅れてる?)
ぬか漬けちゃん
家事革命の終わり(早!))
出会うこと気づくこと(ピンチに学ぶ;みんなすごい;このままでいい;人生の味わい;イタリアへの愛;美しく生きる;野良人間;さよなら;華麗なるアヴちゃん;すみちゃん大特集(だれにでもすみちゃんみたいな存在がいるはず)
旅を続けなくちゃ)
秘訣いろいろ(気が小さいってすばらしい;生活の智慧;自分の歌を歌う;怒りの表現のしかた(早くに語らないこと)
私の青春
ここに力がある
文句ない幸せについて
恭平のおかげ(真実を口にすること))
著者等紹介
吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞を受賞。著作は三十カ国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。