内容説明
東和地所の専務から企業交渉人・鶴谷康に持ち込まれた相談は、関西の大京電鉄が社運を賭ける夢洲開発事業を巡るトラブル処理。万博会場に決まり、カジノ誘致も噂される夢洲は、偵谷の盟友、極道の白岩光義に言わせれば「税金の墓場が大阪の金庫に化けよる」宝の山。仕事を請けた鶴谷もいつしか血で血を洗う利権争いの渦中に巻き込まれていた…。
著者等紹介
浜田文人[ハマダフミヒト]
1949年生まれ。高知県出身。関西大学法学部卒。2000年、『公安捜査』で作家デビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ずっきん
74
シリーズの途中を飛ばしたけれど、問題なく読めたし。白岩チョー渋いし。ツルコウ相変わらず照れ屋だし。昭和の遺物感満載の水戸黄門展開でも楽しめるのは、ひとえに好物のキャラと舞台設定。そして無理して変な女性キャラを描こうとしてないことだなあ。ああ、面白かった。なにより読友さんの情報が大事っす! 白岩と新登場の松島でスピンオフを激しく希望♪2020/09/03
GAKU
42
今回もめでたく捌き完了!白岩組長渋い!2020/08/09
kuma
18
ツルコウと白岩の関係で、ついつい何度も手にする。2021/01/05
さこちゃん
15
人や企業の弱みを握り、実現困難な依頼人の要望を叶える捌き屋。その情報の質と量と速さは国家権力並みで、度胸と洞察力と人脈が彼の武器。実際の世の中はこんなにブラックだとは思いたくないな。似たような人物が多く、その混乱が整理できたのは後半。息の詰まるようは心理戦は面白かった。シリーズ遡って読んでみよう。2020/09/11
よっしー
4
★3 シリーズを順に読めばよかったかも。2024/12/11
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