幻冬舎文庫<br> わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

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幻冬舎文庫
わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344429666
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋…。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。

著者等紹介

島本理生[シマモトリオ]
1983年、東京都生まれ。一五歳の時に「ヨル」が「鳩よ!」掌編小説コンクール年間MVPを受賞。2001年「シルエット」が群像新人文学賞優秀作に。03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、15年『Red』で島清恋愛文学賞受賞。18年『ファーストラヴ』で第一五九回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

514
タイトルからずっと気になっていた作品。へぇ、銀の「スプーン」じゃないんだ?薬っていうのは何かヤバい系想像していたが、予想をうまく裏切られた。登場人物たちはまさにアラサーど真ん中。仕事をしていればそれなりに、結婚していてもそれなりにいろいろ迷うお年頃だ。知世はそんな中、歳の離れた(40代後半かと思われる)椎名さんと出逢うが、彼は難病を抱えていた…。「よそになんて行かないで、俺とずっといてほしい。(途中略)全力で幸せにするから」あぁ、膝カックン。2023/09/27

黒瀬 木綿希(ゆうき)

156
ワーカーホリック気味な知世は仕事で出会った一回りほど年上の椎名とデートをすることが楽しみ。バツイチの彼と恋人とは言い難い関係を築くが、ある日打ち明けられた秘密によって行方の分からない恋の道を彷徨うことに。島本さんの描く作品では珍しく感じられるほど椎名という男性が良い人で驚きを禁じ得ない。かと思えば知世の友人である飯田ちゃんと茉奈が案の定ロクでもない男と関係を築いていて苦笑。傷付ける優しさは島本さんの作品には切っても切り離せない印象を受けました。章ごとのサブタイトルが好き。2020/06/10

エドワード

127
銀の匙をくわえて生まれて来ても、幸福かどうか、生きてみなければわからない。最近の島本理生さんは攻めて来るな。OLの知世が出会った椎名。年が離れた男女のデートは、音楽や映画ではなく食と旅へ向かう。しかも椎名にはエイズという持病があった。江ノ島、大阪、大井川鉄道。愉楽の極みから奈落の底まで、落差の激しい二人の恋を誰が止められよう。結婚相談所に通う藤島茉奈。バーで戦う飯田真澄。二人の親友も恋と結婚に悩む同士だ。「どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるのだ。」至言だ。2020/05/05

おかむー

104
こんなに柔らかい島本理生もあるのか。ヒリヒリするような傷だらけのココロに血をにじませる島本節からカドが取れたというか棘が抜けたというか…うーむ違うな。堪えに堪えて結局は全力で飛び込んでダメージをうけていたのが過去の島本作品でしたが、今作では傷つくことを恐れながらいい意味でパートナーとの間合いを測りながら少しづつ距離を縮めてゆくヒロイン・知世と、サブストーリーでは知世の友や妹がココロの在り処に折り合いをつけてゆく。危うそうでも衝突なくハッピーエンドとなるのも島本作品では異例ですね。『よくできました』。2020/07/19

アッシュ姉

93
美味しい本を求めて手にしたら恋愛小説だったが、思いの外よかった。バツイチで年の差があって難病を抱えてと聞くとちょっと腰が引けてしまうが、とっても素敵な椎名さんと出会った知世。食と旅を通してゆっくりと近づいていく二人が好ましい。みんな幸あれと心から願う。穏やかで優しい読み心地のなか、どうしても気になって仕方がなかったことが登場人物の名前。主人公が知世で恋人が椎名さん。ん?んん?椎名桔平と原田知世はやっぱり再婚するの?島本さん何か知ってるの?どうなの~!と悶々とした桔平ちゃんファンの私なのでした。2021/09/22

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