内容説明
玉川パートナーズ法律事務所に所属する弁護士・一色桜子は、高級住宅街田園調布の一画に居を構える法曹一家の令嬢。幼い頃のトラウマから「濡れ衣を晴らす」ことに人知れず執着している彼女に、殺人事件の弁護の依頼が舞い込む。被疑者との初めての接見で無実を直感した桜子。だが、事件の裏には空恐ろしい真実が隠されていた。新感覚ミステリ!
著者等紹介
鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒。2014年『私が愛したサムライの娘』で第六回角川春樹小説賞を受賞しデビュー。同作品で15年に第三回野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
28
幼い頃のトラウマから濡れ衣をはらすことに執着する、一人称“わたくし”の令嬢弁護士の話。トラウマっていうくらいだからスゴいことか思いきや…いや、本人にとっては子供ながらに傷ついたってことはわかるのだけどね。被疑者のやわらかめな口調に騙され気味だけど、やってることは自己中でひどいやね。個人的には別の真田夏希シリーズの方が好きかな。2020/01/07
パンダプー
23
金持ち主人公好きなので読んでみた。思ったよりあっさりと事件は解決。お金持ちっぷりももう少し欲しい!シリーズ次を行くべきか悩み中。2020/06/22
fuku3
23
2020年1月22日読了。鳴神響一氏初読み。 一色桜子28歳弁護士は田園調布で法曹一家で育ったお嬢様‼︎冤罪は許さないをモットーに弁護活動に励むなか初の殺人事件の依頼が舞い込む…。やたらに法律用語が多く教科書を読んででいる様な‼︎主人公の桜子がとてもいい子、性格も真面目で容姿端麗⁉︎何だコレはお嬢様にした意味無し‼︎何か途轍もい破天荒な所も無くこれなら普通のOL弁護士でいいのではないか? 事件の方も凡庸で何処かて読んだ様な内容で面白く無い⁉︎金持ちなのだからもっとバンバン金を掛けて捜査すればいいのにね‼︎2020/01/22
くろねこ
22
んー、なんか半分以上が法律とか令嬢なことの説明で、事件自体は薄味な印象。。 でもまあ二転三転はあった…うん、あった。最終的にはちょっと意外な結末だったし、終わりよければ良しってことで良きでした。 検事が情緒不安定だなぁっていうのと、話を聞きに行った人みんなが桜子を好きになる不思議は気になったけど😶2021/04/14
なみキミ
10
働かなくても困らないって言ってみたいな~働いてても困ってるうちは言えないセリフ。弁護士の立場として色々知ることはできるとは思うが、他の方も書いてるように警察ががんばれば・・・って感じかな。令嬢にした旨味はあまり感じないのはちょっと残念。 2021/07/17