内容説明
憧れのファッション誌からオカルト誌へと異動させられた雛子の初仕事は、宇宙オタクの高校生・二宮竜胆への取材だった。彼は並外れた頭脳と洞察力、さらには見目麗しい容姿を持ちながら極度の人間嫌い。超高層マンションの最上階に引きこもりながら、十年前にたった一度声を聞いただけの、“あの人”との再会を待ち望んでいた。青春ミステリー。
著者等紹介
葉山透[ハヤマトオル]
『9S』『0能者ミナト』など、大ヒットシリーズを手掛け、魅力的なキャラクター造形とダイナミックな物語展開で人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
66
たまたま見かけて。ちょっと楽しい作品でした。宇宙人を信じて探している天才高校生の竜胆と怪しい系雑誌の編集者に園田雛子が出会い、宇宙人関係の謎を解く。んだけど、第三章『君は空のかなた』で竜胆くんが宇宙人に興味を持ったきっかけの謎が分かると俄然楽しくなった。RN『いってらっしゃい』ET『いってきます』うるっときました。明るく軽快なテンポで、読みやすかった。他の作品もちょっと見てみような。2020/03/12
一五
10
宇宙人オタクのひきこもり高校生 竜胆くん。美形 頭脳明晰?人間嫌い… オーイなんじゃそれ。ムー的 宇宙人👽関連なのかと思ったら まさかの(軽い)ミステリー。題名の1篇、竜胆のファーストコンタクトの謎があかされるの、夢ありすぎだが、良い結末。2019/11/23
みどり
8
9Sが再開するする詐欺のなか、読んでしまった。泣いてしまった。 恋愛でもなく、かといって完全なるSFでもなく、ミステリでもない。 だけどどれでもある、という風に捉えることもできる。 解説にもあったけど、少年少女に読んでほしい本だし、さらに私のような老人にも、まだまだ夢を見ることはできると教えてくれる1冊でもある。2019/11/11
アヒノ
7
表紙のイラストが綺麗で手に取った一冊。ファッション誌の廃刊に伴いオカルト誌へ異動となった雛子。宇宙オタクの高校生竜胆は10年前に交信した宇宙人との再会を夢見ている引きこもり。そんな2人が取材という形で出会い、身の回りで起きるオカルトミステリー?を解決していきながら、かつて交信した宇宙人に接触するために動き出した。その結末は… 読み終えてからタイトルを改めて見ると、なるほど!となったし、UFOやSFにあまり興味ない自分も楽しく読めて読後爽やかな気持ちになれる作品でした。2023/06/19
移読文庫
7
宇宙、宇宙人ってそんなに普段気にする事も無かったけど、この本を読んでる間は、何かと気になり(笑) 色々調べたりもしてみた😅 最後の方はしっかり入り込んで楽しく読めたな~✨2019/11/13
-
- 和書
- 生命紡いで 新風舎文庫