幻冬舎文庫<br> 告知

個数:
電子版価格
¥700
  • 電子版あり

幻冬舎文庫
告知

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年08月28日 20時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344427914
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

在宅医療専門看護師のわたしは日々終末期の患者や家に籠る患者とその家族への対応に追われる。末期がんだが告知を拒む陽気な患者に徐々に忍び寄る最期。院長は彼に病状を告げるのか?(表題作)卵巣がん末期の妻を支える夫は医者不信で次々、怪しい民間療法に縋っていた(「アロエのチカラ」)。リアルだが、どこか救われる6つの傑作連作医療小説。

著者等紹介

久坂部羊[クサカベヨウ]
大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家・医師。2003年、小説『廃用身』(幻冬社)でデビュー。他の著書にベストセラーとなった小説『破裂』(幻冬舎文庫)、『悪医』(第三回日本医療小説大賞受賞、朝日文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

147
生きる意味、命の価値は誰が決めるのだろう…在宅診療専門あすなろクリニックが舞台の短編に描かれる終末期医療の様子が切なく終始涙浮かべて読んだ。末期がんに加えてエンジェルケア・認知症・ALSと、20年近く高齢者介護に携わる自分には生々しくいろんな人達の姿が目に浮かぶ…死が近付くという恐怖や壮絶な辛苦からの解放また奇跡的な治癒へすがる想い、少しでも見識ある面々からすれば陳腐にも感じる言動も必死さから生まれている。誰もが微笑ましく送り出せる正解などない…寂しさ噛みしめ慰めながら受け止めることしか出来ないのだから…2018/12/29

mariya926

146
外科医である作者さんの実話に基づかれて書かれたそうです。最初のエンゼルケアからして衝撃を受けました。亡くなるとそんな事も必要なのかと、解剖や臓器提供などもすると、生きている時よりも多くの人にすべてを見られる恥ずかしさを感じましたが、もう意識どころかたましいも離れていますからね。告知とか、セカンド·ベストでは、医療は綺麗ごとだけでなく、本当に苦しんでいる人がたくさんいる現実を突き詰められただけでなく、自分もそうなるかも?という気持ちになりました。2022/11/28

モルク

105
「いつかあなたも」が単行本となって改題されたものだった。ほとんど忘れていて、途中からやっと既視感があり、以前読んでいたということに気づかなかったことにショック!再読ということになるが、やはり心を打つ。見過ごすことのできない在宅医療現場の様子。介護、看護をする人される人の本音。病気を治すのではなく見つめて支える在宅医療の実態が垣間見れた。2019/07/21

五右衛門

92
読了。久しぶりの作家さんでした。他の作品と一風変わった連作集でした。がここの所医療系の作品を読んできましたが流石ですね。作家さんの特徴が各話の随所に見られ気持ちよく読めました。私自身登場人物の一ノ瀬先生より三沢先生の方に考え方が近いのかなと思いました。ノンフィクションに近いフィクションだそうですが理想と現実は本当にかけ離れており治療方針など決断は難しいと思いました。最後の安楽死テーマは特に…2021/02/20

まこみん

89
在宅医療専門の看護師の視点で、治る見込みのない患者に接する葛藤の日々を取り上げている。一気に読んで正直、気持ちが落ち込む。これが現実。一話の湯灌作業の描写では、きびきびと処置をする看護師の大変な一連の作業にびっくりし、又、最期迄患者に対する気遣いに心を打たれた。精神を病んだ若い女性患者の話、患者が医者を受け付けなくなって転々と担当医を代え入退院を繰り返す。患者と医者のどちらも報われない。ラストの話「セカンド・ベスト」は安楽死問題。ドラマと違って予定調和とはいかない。どれも久坂部さんならではの話だった。2019/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13149947
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品