内容説明
美しい母と二人、何不自由なく暮らしていた武田。その母が殺害された。謎の数字と、自らが本当の親ではないことを言い遺して―。自分が見てきた世界は何だったのか?自分は何者なのか?記憶喪失の女、自分を付け狙う怪しい影、実の母を殺した友人…無関係に見えた複数の謎の向こうに、武田はついに巨大な陰謀があることを知る!
著者等紹介
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年神奈川県生まれ。98年に「記憶の果て」で第五回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
342
陰謀小説みたいになってきた。ただ、それはそれで面白かったりする。『HEAVEN』を先に読んでいると、たぶんコレはこういうことなんだろうな…と想像つくところがちょっと多い気も。それ以外のミステリ部分、お母さんが死ぬ直前に口走った数字の意味とかは、正直微妙。ラストの方でカーチェイス?で何度車にぶつかってもわいてくる女のシーンが一番面白かったかもしれない。最期の方で第一シーズンの主要人物が登場して、最終作へ期待を持たせるが、果たして上手く絡めて盛り上げてくれるのか。2018/10/18
Junichi Yamaguchi
33
『私は、誰?』… 前作の前日譚。 捻りに捻った浦賀作品。 これは、連続で読むべきだった。 次作はいつだろう? 期待して待ちたい。。2019/12/12
バトルランナ-
19
気持ち悪い!けど爽快!4点!もう一度読み直すかも!2019/04/16
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
18
よくできてるけど、個人的に胸糞悪い話だった。2018/08/07
soriiieee
14
「誰が味方で誰が敵?」的な小説。ストーリーは、心臓に人工弁を持つ武田、落ち目の若手小説家の久能、巨大な組織、権力・政治家・・の人たちが、暗躍していく話。結局、渡辺カンナは味方なのか?敵なのか?2021/09/28