内容説明
自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。
著者等紹介
橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒業。2002年、小説『マネーロンダリング』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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徒花
184
著者も書いているように、日本版『金持ち父さん、貧乏父さん』。サラリーマンのままでは絶対にお金持ちになれないという事実を、クールに、リアリスティックに、淡々と事実を並べて語る一冊。結局のところ、本当にお金持ちになりたいのだったら「雇われ人」から脱却して「資本家(経営者、事業主)」になるしかなくて、そのほうがじつは税法上、はるかに自由にお金が使えるようになるんだよ……という話。著者はそうした制度上の歪みによって労せず拾えるメリットを「黄金の羽根」と描写している。けっこう内容的には難しいけど、一読の価値はある。2019/04/02
mazda
72
これほどまで、納得感の高い投資本はなかった気がします。それくらい、自分にとって「読んでよかった」と思えた1冊です。自分がこれまで言語化できなかったこと、理論的に証明できなかったことが書いてあり、気持ちいいくらい自分の中で消化できました。以下、その詳細についてですが、「人類の歴史に貨幣が登場して以来、お金持ちになる方法はたった3つしかありません。さらには、その方法はわずか1行の数式で表すことができます。」と書いていますが、確かにその方程式を見ると納得です。資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)2025/04/15
うわじまお
51
非常に勉強になりました! 特に章でいうPART2が! 小さな会社を経営している人は必読かと。2018/07/25
Shoji
36
税制や金融制度の隙を合法的に突いて「黄金の羽根」を拾いましょう、そんな本です。私は金融リテラシーがとても低いことを自覚しています。1円、5円、10円をせっせと貯めては郵貯に入れる、ここをクリックして1日1ポイント貯める、いわばそんな人間です。ですので、この本に書いていることがあまり実感出来ませんでした。資産運用に興味のある人、起業を志す人は一読しても良いかも。もっとも、ゆうちょ銀行も硬貨取扱手数料が必要になったし、文科省は金融教育に本腰を入れ始めました。時代に追随していない私を実感した次第です。2022/01/26
かず
35
★★★★★Audible。個人と法人を使い分ける。経済的に豊かになりたければ、経済合理的でなければならない。2023/10/27
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- 和書
- 等伯 〈下〉 文春文庫