幻冬舎文庫<br> 探検家の日々本本

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幻冬舎文庫
探検家の日々本本

  • 角幡 唯介【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344426160
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

内容説明

人生をつつがなく平凡に暮らしたいなら本など読まないほうがいい。しかし、本を読んだほうが人生は格段に面白くなる―。人類未踏の地に分け入り、暗闇の中で氷雪を踏み歩く探検家にしてノンフィクション作家が、古今東西の書物を通して、「なぜ、探検するのか?」を切実に模索する。爆笑にして深遠な読書エッセイ。毎日出版文化賞書評賞受賞作。

目次

日々本本1 小説篇1(三大北壁と子供と母と男と女―金原ひとみ『マザーズ』を読む;就活とフェイスブックに見る現代の優しさ―伊藤計劃『ハーモニー』を読む;表現者の宿業―サマセット・モーム『月と六ペンス』を読む;同一状況下における状況と状況のすれ違い―中島京子『小さいおうち』を読む)
日々本本2 ノンフィクション海外篇(お願い!サードマン―ジョン・ガイガー『奇跡の生還へ導く人』を読む;山のジャンル化、マニュアル化―ジョン・クラカワー『空へ』を読む;はるか遠くの大いなる孤独のなか―ジョーゼフ・キャンベル、ビル・モイヤーズ『神話の力』を読む;私が探検家を名乗るわけ―ショーン・エリス、ペニー・ジューノ『狼の群れと暮らした男』を読む)
日々本本3 ノンフィクション国内篇(旅に向かわせた一冊―高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』を読む;恥ずべき原点―金子民雄『東ヒマラヤ探検史』を読む;予断について―私的ノンフィクション考1 増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読む;超人ウエムラの秘密―植村直己『北極圏一万二千キロ』を読む;事実を捕まえる―私的ノンフィクション考2 井田真木子『同性愛者たち』(『井田真木子著作撰集』)を読む)
日々本本4 小説篇2(雨の西落合付近―町田康『告白』を読む;六道輪廻をゆく―辻邦生『西行花伝』を読む;神なき土地へ―コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』を読む)

著者等紹介

角幡唯介[カクハタユウスケ]
1976年北海道生まれ。ノンフィクション作家、探検家。早稲田大学探検部OB。デビュー作『空白の五マイル』での開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞を始め、『雪男は向こうからやって来た』『アグルーカの行方』でも数々のノンフィクション賞を受賞。『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

57
探検家の思想の血肉となった本を愛情とユーモアを込めて紹介する書評エッセイ。「死に近づくことで、生をリアルに感じる」。『空白の5マイル』以来繰り返し語られている角幡氏の哲学は本書でも健在。命を削るように作品を書き2001年に夭折したノンフィクション作家の井田真木子に紙幅が割かれていて親近感。氏が作家を志すきっかけとなった高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』、SNSへの違和感を表現するような伊藤計劃『ハーモニー』、氏があまりの力量に悶絶したとする町田康の『告白』は読みたい本のリストに加わりました。2021/01/14

goro@一箱古本市5/5

56
座椅子の左右に積まれた本に囲まれてる身として、これは「危険な本」です。角幡氏の読書エッセイなのですが、氏の行動に直結してしまう本、多大な影響を受けた本が紹介されてるけど、探検家でノンフィクション作家の氏の読み方がのめり込んで自身の解釈がされてて、それにこちらも影響を受けそうです。「空へ」「西行花伝」「北極圏1万2千キロ」「告白」は積読山にあるので楽しみ!あと「狼の群れと暮らした男」「西南シルクロードは密林に消える」「世界最悪の旅」「ヤノマミ」「赦す人」は是非読みたい!あ、もちろん「極夜行」もね。2018/05/26

ホークス

52
書評とエッセイ。著者が登山に求める魅力は「無謀性、冒険性」。大衆化で登山は無謀性を失ったと嘆く。アル中は内臓が丈夫でないとなれない様に、冒険中毒の著者は危険や未知への耐性が強く、本書にも無謀なパワーがある(その分ツッコミ所満載)。テレビ畑の森達也はシーンの連続で書き、一瞬の表情などに真実を見いだすとの指摘に得心。高野秀行の「西南シルクロードは密林に消える」に強く影響された話から、二人の熱さと、高野氏が探検家である事がよく分かった。奥さんに「話し方がバカみたい」とダメ出しされる話は笑っちゃいけないけど爆笑。2018/09/30

Kajitt22

50
探検家の本に関するエッセイ。10年ほど前『空白の5マイル』を読み、ツアンポー川の圧倒的な水量・水流の描写に死の影を感じたのを思い出した。冒頭に植村直己ナナメリスペクトがあり安心して読めた。私ももう少し若ければ、モーム『月と六ペンス』のストリックランドの生きかたにより肯定的になれたかもしれない。読後、著者の危うさも感じたが、おかげで読むべき本が4.5冊見つかってしまった。本当に読書は出会いだ。2020/09/29

Book & Travel

50
角幡氏の著書は読んでいなかったが、何かのインタビューを目にして、探検家でありながら哲学的な人という印象があった。その角幡氏の読書エッセイということで、興味を惹かれ手に取った本書。期待に違わず面白かった。書評というより、彼がその本をどう読み、探検や人生にどう影響したか、またはどんな経験からどう読んだのかが主で、本と絡め探検への思いや様々な価値観が、自虐的なネタも交えつつ熱く深く語られる所に引き込まれた。同世代でもあり刺激を受ける言葉もあって、しまい込んだ思いを開けたくなるようなザワザワした読後感も残った。2020/08/11

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