幻冬舎文庫<br> 総理

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幻冬舎文庫
総理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344426023
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

内容説明

最悪の形で総理を辞任した安倍晋三は、5年後再び政権に返り咲き、強力なリーダーシップを発揮する。この間、決断はどう下されてきたか。政治の重要な局面で、安倍、麻生、菅は何を発言し、どのような行動をとったか。誰よりも政権中枢を取材してきたジャーナリストが、政治家の肉声から浮き彫りにする、官邸も騒然の内幕実名ノンフィクション。

目次

第1章 首相辞任のスクープ
第2章 再出馬の決断―盟友の死、震災、軍師・菅義偉
第3章 消費税をめぐる攻防―麻生太郎との真剣勝負
第4章 安倍外交―オバマを追い詰めた安倍の意地
第5章 新宰相論―安倍を倒すのは誰か

著者等紹介

山口敬之[ヤマグチノリユキ]
1966年東京生まれ。ジャーナリスト。90年慶應義塾大学経済学部卒、TBS入社。以来二五年間、報道局に所属する。報道カメラマン、ロンドン支局、社会部などを経て2000年から政治部。13年からワシントン支局長を務める。16年5月TBSを退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

28
久しぶりに胸のすくようなノンフィクションを読ませてもらった。第一章の辞任スクープを発するところから並みのジャーナリストではないと感じさせてくれた。時に安倍と麻生とのメッセンジャーを務め、取材対象に近すぎると批判されようが、現場に行かなければ実態が分からないとの考えで、近づいてもおもねることなく事実を報道する著者に喝采を送りたい。解説での新谷さんの文章も報道人とはどうあるべきか、著者(山口氏)こそその見本であると暗に述べていると感じた。安倍総理を好きな人も嫌いな人にも読んでもらいたい一冊。2017/05/03

かえる

24
安倍首相に近い著者が、首相や麻生さんなど政治家の裏側を見せてくれていて非常に面白かった。テレビなどでは伝えてくれるはずもないので、こういった本を読むことで政治家の人間ドラマが見えてきて興奮した。安倍首相の辞任から再び総理の座に就くまでのドキュメンタリーがぐいぐい引き込まれ、勢いであっという間に読み終えたけれど中身は濃い。以前から「テレビでは見せない、裏ではどんな苦悩や動きがあるのだろう」と気になっていたので、この本の存在に触れて満足。2017/05/05

takam

23
「非常な独裁者」と意味不明な批判をされる安倍晋三だが、私はとても情が熱く真面目過ぎる政治家だと思う。麻生さん、菅さん、中川昭一さんとの義理人情の濃さは政治という枠組みを超えた一人間のものであり、外交もその延長上にあることを十分に熟知している。外交という論理的に見える場も感情が行き交う難しい場所である。軽視した民主党政権はアメリカから三行半を付けつけられたわけだが、その点安倍さんは外交はうまく対応できているし、内政も様々な権力闘争の中、理想を追求するために頑張っているだろう。ポスト安倍の重荷は非常に思い。2020/04/26

しーふぉ

22
表紙の写真のインパクト。ちょっと自分なら恥ずかしい。著者は安倍総理や麻生財務大臣との距離が近く、個人的に連絡取ったり、飲食を共にする仲のよう。政治の裏側が見えるのは楽しめるが、近過ぎて客観性が感じられない。最初は分からなかったがあのニュースの人なのか…2018/06/23

Nazolove

17
小説なのかな、なんて思って手に取ったら現在の政治の話とは思わなかった。 実際に読んでみたらあったあったこんなことあんなこと、なんて思った。 最近政治の話がなかなか出てこなくなってきているのだがこれを機にまた政治のニュースには目を向けないといけないなと思った。 また勝手ながら政治家のイメージはほとんど固いような話方するのかな、と思っていたのだが砕けた話方をしていたので総理というのも人間なんだな、と思った。2017/06/17

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