内容説明
父の仇である新谷軍兵衛を追い、東海道を進む矢萩夏之介と従者の小弥太。戸塚、箱根、三島とそれぞれの宿場で思わぬ滞在を余儀なくされ、仇を取り逃がしてきた。そんな中、丸子宿でついに軍兵衛の居場所を突き止める。しかし決闘を前にして、夏之介の心は揺らぎ始める―。果たすべきは仇討ちか、守るべきは武士としての矜持か?シリーズ最終巻。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、「絆」で日本推理作家協会賞、「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
106
仇討ち東海道「幕切れ丸子宿」4巻。京都三条大橋に辿り着くまでに終わってしまいましたね。本来の仇討ちで終わらず軍兵衛改心、夏之介納得???ちょっと物足りないですね。2017/06/05
犀門
1
#032★★★☆☆4巻でシリーズ終了。それにしても東海道は三条大橋までまだまだあるのに丸子で煮え切らない形の決着とはね。2017/02/23
goodchoice
1
うーん、これで完結か~ちょっと消化不良が強いな。このシリーズは小杉さんのキレが感じられず、ちょっと心配だ。なんか無理やり終わらせた感もある。2017/02/04
読書家
0
仇討ちの本懐を果たせず、仙北藩に帰郷した夏之介と小弥太の二人。仇討ちの無常さと心の平穏さを知り得た心温まる小説だった。良かった。2022/12/11
Ryan
0
最終巻。東海道の半分以上残してるのに、アイディアが尽きたかな?でも、清々しい終わり方でした。2020/09/09
-
- 和書
- 冥途