内容説明
父の仇である新谷軍兵衛を追い、東海道を進む矢萩夏之介と従者の小弥太。箱根宿で思わぬ足留めをくらったが、仇はその一つ先の三島宿に逗留しているという。早速三島へと向かったが、宿場で辻強盗が起こり、廻船問屋の主が殺された。厄介なことに仇の軍兵衛に殺しの疑いがかかり、このまま捕らえられては仇討ちは叶わぬことに―。逼迫の第三弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、「絆」で日本推理作家協会賞、「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
79
仇討ち東海道[振り出し三島宿]3巻。このシリーズ、主人公矢萩夏之介の行動が微妙、従者小弥太が主人公なの思うことありで、小杉作品としてはまどろっこしく感じるんですがスッキリとしません。2016/11/29
犀門
1
No.166★★★★☆三島宿で巻き込まれた事件はなかなか複雑。役人も一筋縄では行かないし、悪党どももなかなか頭がキレる。さぁ、その結末は?。2021/12/28
goodchoice
1
まったくやきもきさせられ、話のテンポが遅くイライラさせられる。小杉さんにしては珍しい。2016/08/31
Ryan
0
面白いが… 話の展開としては、正に振り出しに戻ってしまった。2020/09/07