幻冬舎文庫<br> ふたりの季節

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幻冬舎文庫
ふたりの季節

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  • サイズ 文庫判/ページ数 144p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344424609
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

なぜ、私たちは別れたのだろう―。家事と子育てを卒業し、久し振りに自由で穏やかな日々を過ごしていた由香。たまたま立ち寄ったカフェで、昔の恋人・拓と再会する。未来への不安、親や社会への反発、抑えきれない互いへの想い。共に過ごした高校最後の夏が一瞬にして蘇り…。三十年の歳月を経て、再び出会った男女の切なくも甘い恋愛小説。

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

392
本書は幻冬舎社長(小池真理子さんの長年の友人らしい)の依頼で「1970年代初頭を舞台にした長編」を、ということで書かれたらしい。やはり自己の内発的な想いから書かないといいものはできないのだなあとあらためて思う。同じ時代を描いた彼女の『恋』とは大違いである。三島由紀夫や安部公房、ストーンズやアダモを登場させても、それは回顧以上のものではない。結末の後は「焼け木杭には火」ということになりそうな気配だが、そこにも危険は何もない。二人が共に安全な場に身を置いての「恋」は、凡庸な物語にしかならないのである。2021/05/30

しいたけ

87
息を抜けるような柔らかいものを読みたいと手にとった。予感が当たっていたことが嬉しい。小池さんにとっては日記を書くように、それこそ息を吐きながら書いた小説だと思う。主人公の二人は小池さんと同い年に設定されている。高校生で出会い大学生のとき別れた二人が、30年の時を経てオープンカフェで偶然再会し懐かしむだけの話。お互い配偶者はもうおらず、不倫でもなくドロドロした気配もない。二人がともに過ごした日々が70年代を背景に描かれる。「すべてはそこから始まった。だから今、自分はここにいるのだ」私は絶対再会したくない。2016/05/06

ふじさん

79
70年代の世相を作家のその時代を生きた視点で見事に描き、出てくる本、音楽、映画に同じ時代に生きた自分としては懐かしさを持って読むことが出来た。二人の出会い、別れ、再会の切なくも甘い男女の物語。自分はどうだったかと振り返れば、解説の村上龍と同じ思いが強い。久しぶりに自分の懐かしい青春時代を思い出す作品に出会えてうれしかった。 2021/01/12

佐島楓

59
誰でも、生活に追われるうちに、若い時代はあっという間に過ぎ去っていく。三十年の歳月は、恋人を遠く隔ててしまった。これから、違う形での関係は築けるのか。ぜひ、築いてほしい。2016/07/02

ピロ麻呂

56
あっさりしてる…1時間くらいで読了(^^)昔の恋人がばったり再会。再び恋が芽生えるかも…的なめっちゃありふれたラブストーリー。でも実際、自分がそうなったらきっと昔を思い出してドキドキするかも。特に男は…(^_^;)2016/11/27

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