内容説明
二〇〇〇年ネットバブル崩壊後、会社買収の危機だけでなく、業界の低迷で社内外から批判を浴びた日々。再びのネットバブルで親友・堀江氏に抱いた嫉妬心。そして発生したライブドア事件。株価大暴落の中、進退をかけて挑んだ新事業の行方は?起業家の重圧と孤独、仕事の手腕と熱意すべてを赤裸々に綴り、働く意欲を掻き立てるノンフィクション。
目次
第1章 暗闇の中で
第2章 土台作り
第3章 追い風
第4章 手痛い遅れ
第5章 ライブドア事件
第6章 逆風
第7章 進退をかけて
第8章 熱狂の後
著者等紹介
藤田晋[フジタススム]
1973年福井県生まれ。青山学院大学卒。インテリジェンス勤務を経て98年サイバーエージェントを設立、代表取締役社長に就任。2000年3月東証マザーズに株式を上場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
173
中々いろんな苦労がつまっての今があるんだなと感じた。2016/06/30
お静
16
家のベランダからサイバーエイジェントの会社が見える。深夜も問わず光々と明かりがついている。アメーバブログを藤田氏肝いりで創る信念はまさに孤独、憂鬱、怒りそれを3つ足しても上回る希望だったんだ。 スバラシイ!2017/09/04
やまねっと
8
起業家の藤田晋が七転び八起きしながら、自身の体験を語るこの本は、とてもIT企業の社長という華やかな面だけでない影の部分を浮き彫りにさせて本にページ分だけでない厚みを持たせていると思う。 必ずしも順風満帆でない人生で色々考えながら失敗して打開していく様は社長の孤独を浮き上がらせる。創造はたった一人の熱狂から始まるのだ。アメーバ事業にのめり込むのは劇的な結果を伴ったと思う。 ただ、この物語は終わりではない。まだまだ続いていっているのだ。もう少しサイバーエージェントを脇見でチェックしていきたい。2021/03/14
トシヒーロー
4
サイバーエージェント藤田社長の2001年からの10年間を綴ったもの。アメーバブログを黒字転嫁するまでも孤軍奮闘されていた。IT系なのでホリエモンの様にイケイケドンドン系かと思ったら、慎重派であった事に意外性を感じた。たった一人の熱狂。貫き通すのは、難しい。2025/02/06
読書熊
4
AbemaTVなど今も賛否両論な新規事業を打ち出す藤田社長の根幹部分が垣間見える回顧録でした。基本的に失敗、判断ミス続きであることが率直に綴られてるのが面白かったです。2019/04/13