幻冬舎文庫<br> 第五番―無痛〈2〉

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幻冬舎文庫
第五番―無痛〈2〉

  • 久坂部 羊【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 幻冬舎(2015/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 626p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344423725
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。ベストセラー『無痛』の続編。

著者等紹介

久坂部羊[クサカベヨウ]
大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家・医師。2003年、小説『廃用身』(幻冬舎)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そる

256
今の日本の状況に近いパンデミックがメインの話だが現代医療の闇が描かれていてとても深いし怖い!疫病がWHOや有識者による操作だったらどうします?コロナにもそんな噂があるが、この話はやけにリアルなのであるかもしれない、と思わされる。そして、イバラの手紙にはちょっと泣けた。更生して人間的な感情も少しずつ培ってたのに。ラストって亡霊?まさかねぇ。「治る可能性があるなどと、嘘の希望を抱かせて、その場をやり過ごすのは欺瞞だ。それでいいなら、医師は専門知識も技術もいらない。患者をだます笑顔の練習だけすればいいのだ。」2020/06/20

みも

209
存分に楽しめた医療ミステリー。WHOの政治的偏向への疑義が呈されている昨今、コロナ禍の現況では殊の外タイムリー。WHOが医療機関の権威復権の為に、新型ウィルス拡散という謀略を企てるとの設定に真実味が加わる。前作『無痛』の事件概要が無理なくストーリーに組み込まれ、曖昧な記憶の僕でも難なく読める。医師と製薬業者との癒着、医師の道義的責任と名誉欲との乖離、また「医師は不治の患者に対し欺いて希望を与えるか、真実を告げて奈落の底に突き落とすか」命題提起に答えは出ない。不可解なエピローグが必要だったのかと疑問が残る。2020/07/14

nobby

144
これはまた大変な小説。『無痛』の続編だが、人物こそ重なれど序盤は全く絡んでいかない。描かれるのは小さな黒いイボの様なできものから死に至るパンデミック。この治療や進行の描写が生々しく、また身近にも思え怖い。その一方で為頼先生にWHOの陰謀が持ちかけられる、その発想たるやどこからと思うが、実際に行われていそうで恐ろしい。後半やはりの彼の登場から怒涛の展開での物語の終わらせ方は強引ながらも納得。イバラの想いがとにかくせつない。2016/01/10

H!deking

107
無痛の続編。いやこれめちゃくちゃ面白かったけど、なんか読むの疲れた。こないだ読んだ黒い春にも通ずる、新しい病気のパンデミックを軸に話が展開します。病院とは医療とは、って事を色々考えさせられますね。やっぱりイバラ先生は無敵でした。それと、カポジ肉腫の画像は検索しちゃダメですよ、言いましたからね。絶対検索しないように!(笑)おすすめ!2019/07/03

關 貞浩

105
マールブルク熱、エイズ、狂牛病、SARS…。疫病が流行すれば医療者の状況が改善される。医療の存在自体に内在する自己矛盾によって行われてきたとされる「ささやかな介入」。人類のためのはずの医療が一人歩きしてしまう恐怖のシナリオ。p.31でさりげなく描かれる悪夢の始まりにも目を瞠る。パンドラの箱から次々と飛び出す地獄。その先にある結末に辿り着くために払われた犠牲は、あまりにも大きい。眉間のMに呪われた血塗れの救世主イバラ。無痛こそが彼を苛む棘の冠だったのだろう。その悲しみと嘆き。彼の最期の手紙に目頭が熱くなる。2017/09/14

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