内容説明
一九一〇年の併合以来、日本の支配下にあった朝鮮。済州島で暮らす少年・金宗烈の夢は、天皇のために立派な軍人になることだった。だが終戦を迎え、次第に朝鮮人としての自覚が芽生えてきた宗烈は、済州島虐殺事件に巻き込まれてしまい…。時代の荒波に翻弄されながらも、生きることを諦めない人間の死闘を描いた、傑作『血と骨』前夜の物語。
著者等紹介
梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪府生まれ。「血と骨」で第十一回山本周五郎賞を受賞、同作品は映画化され絶賛を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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