内容説明
妾屋稼業に安息なし。山城屋昼兵衛と大月新左衛門は、八重を妾にせんとした老舗呉服屋の主をやり込めたことで恨みを買った。その執念は町方を巻き込み、ついには吉原に飛び火。妾屋を潰して客を奪おうとの欲に駆られた吉原惣名主は、ご免色里の立場を利用して圧力をかける。命を顧みぬ刺客が山城屋に殺到。猛攻をはね返せるか?波乱の第六弾。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業、歯科医師。97年、小説CLUB新人賞佳作。『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
95
妾屋昼兵衛女帳面「遊郭狂奔」6巻。大奥から帰ってきた八重さん絡みで又々難題が、今度は吉原が相手ですよ、それに紐ついて定町まわりの同心や八重さんにちょっかいを出した老舗呉服屋それに繋がる幕閣とだんだんと複雑になってきましたね、結末は次巻に持ち越しのようですが、昼兵衛さんの駆け引き面白いですね、あっという間の読了でした。2019/03/24
うさこ@タッタカタ
10
もー面白くて、寝られない日々がが続く。妾屋シリーズでは西田屋は悪役かね。2018/05/11
黒豆
6
西田屋との決着をみずに終了、決着気になり次巻必須、4巻同様心憎い終わり方。2017/05/19
Aki
6
あーじれったいw 早くくっついてしまえばいいのにと思いながら読んでます。戦いは次巻に続くんですね。楽しみだー♪2014/03/17
蕭白
6
なかなか面白いシリーズです。今回のお話は2回にわたってとなりそうです。当初、今回の敵は雑魚っぽかったので、ちょっとビックリでした。2014/03/18