幻冬舎時代小説文庫
いそさん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344421318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

質屋「高見屋」の若旦那・清次郎は、ある夜、身投げをしかけた男を連れ帰り、そのまま居候させた。周囲の戸惑いをよそに、男の素性を一切明かさずただ“いそさん”と呼ぶように申しつける清次郎。やがて男を従え、親しい人を訪ねては奇妙な行動を取り始める。清次郎の魂胆、いそさんの正体、二人が密かに交わした契約とは…?傑作時代小説。

著者等紹介

米村圭伍[ヨネムラケイゴ]
1956年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。99年「風流冷飯伝」で小説新潮長篇新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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BlueBerry

48
序盤、中盤とかなり良かったんだけど終章でちょっとガッカリしてしまいました。もうちょっと夢とかあるラストだったら良いと思っていたのにあまりに普通で夢がなかった(笑。読メの他の方達の意見も似たようなのが多いみたいで安心しましたよ(笑。2014/03/16

ともくん

42
高見屋の若旦那、清次郎。 亡くなってからも、誰の心の中にも生き続けている清次郎。 誰もが、未だに懐かしがっている清次郎。 恋しがっている清次郎。 自分が死んだ後も、誰の心にも残ってほしいと願った清次郎。 清次郎は、そう願い逝った。 願いを、いそさんに託し。2022/12/18

ドナルド@灯れ松明の火

22
勝手にイメージしていた米村さん作品とは異なるしんみりする人情噺だった。質屋の若旦那清次郎は、ある夜身投げをしかけた男に飯と酒をおごり酔いつぶれた男を、一人大工の政吉に背負わせて連れ帰りそのまま居候させた。飯の時は三杯目で箸をおく男を“いそさん”と呼ぶように申しつけられた周りの人達も控えめな「いそさん」になじんでいく。若旦那は心の臓が弱く小さい時から楽しく語り合える友達がいなかったから「いそさん」と出歩き、自分が亡くなった後も覚えていて貰える様に依頼するのであった。切なく余韻が残る読後感だった。お薦め。2014/09/09

蕭白

10
米村さんの作品にしては重かったです。特に最後の「いそさん」の章が。次を楽しみにしたいです。2014/08/10

oyai

10
これまでの作風と違う町人もの。病弱な若旦那がある日拾ってきた一人の男。居候なので「いそさん」。若旦那の願いとは?いそさんに何をさせたいのか?そのわけとは…四人の人物のそれぞれの若旦那とのかかわり、若旦那への思いを描く。実はいそさんの若旦那への思いが一番希薄なのかも知れずそれだけにその空白を埋める事の出来ない悲しさがある。ほんわりとしながらも悲しさが残る作品。わりと好きな感じの作品でした。2014/03/10

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