内容説明
婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。そんな男女に突然訪れる新しい恋の予感。信号待ちの横断歩道、偶然立ち寄ったバーのカウンター…。いつでも、どこででも恋は生まれる。臆病なあなたに贈る、人を好きになることのときめきと切なさに溢れた恋愛小説。
著者等紹介
島本理生[シマモトリオ]
1983年、東京都生まれ。98年、「ヨル」で「鳩よ!」掌編小説コンクール第二期10月号当選。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
480
初秋の島本理生祭り。あーコレは…世代的についていけなかったのと、登場人物が誰一人として好きになれなかったので。なるほど、ルミネの広告短編集。ルミネって新宿?こないだ初めて待ち合わせに使ったけれど、中入ったことない。渋谷で言うとマルキュー的な客層?2023/09/29
おしゃべりメガネ
155
島本さんのショートショートな連作集です。ショートショート特有のテンポの良さはバッチリで、随所に島本さんらしいおしゃれな文体と、時折ふっと垣間見るシリアスな雰囲気が絶妙です。ちょっと複雑な男女の関係を短い文章の中で、見事に表現しており、改めて島本さんの筆力をみせつけてくれました。しかし、個人的にはもう少し人物の登場やつながりをシンプルにしてほしかったかなと。複雑とまではいきませんが、後半になるにつれ、『あれっ?これ、誰だっけ?』になってしまった残念な自分がいました。ただこんな島本さん作品もアリなんだなと。2016/09/25
初雪ハロー
145
なかなか面白かったです。2018/11/17
おしゃべりメガネ
125
4年ぶりの再読でこちらもサラッと読めました。最初に読んだトキと同様に登場人物をしっかりと覚えきれないまま、読了してしまった感じです。しかし、主要なキャストは限られているので、読んでいくほどにキャストの関連性が明るくなっていき、やっぱり島本さんはおしゃれな作品を書くなぁと改めて思わせてくれます。全体を通して、やっぱり大切なのは自分のキモチに素直に、正直になるコトかなと思わせてくれます。つまらない意地など張らずに、今自分がどうしたいのか、それだけをシンプルに考えて生きていくってのがある意味重要かもですね。2020/08/29
mariya926
105
お洒落なんだけど、途中で誰が誰だかも曖昧になってしまい、明日には内容も忘れてしまいそう。かなり申し訳ないレビューになってしまったけれども、この薄さでこの字の大きさは!!って読み始めた時に若干怒りが湧いたので見逃してください。2023/12/18