ラベンダーブックス
誘惑の女神に囚われて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 559p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344420540
  • NDC分類 933
  • Cコード C0193

内容説明

19世紀、英国。11月の寒空の下、たぐいまれな美女セリーナは絶望しかけていた。強欲な兄弟から逃れるため家出したものの、行くあてもお金もない。ひとり田舎道を歩む彼女に、見知らぬ男性が自分の二輪馬車に乗るよう声をかけてきた。ミドルソープ子爵フランシスは嵐が近いことに気づき、セリーナをほうっておけなかったのだ。案の定、途中で嵐に遭い、ふたりは夫婦と偽って近くの農家に泊まる。その夜、ミドルソープ卿と同じベッドで眠ることになり、セリーナはどうせ身を落とすしかないのなら彼の愛人になろうと、隣で眠る子爵の体に手をのばした―その先に人生の波瀾が待っているとも知らずに。RITA賞5回受賞&殿堂入りの作家がタブーに挑む異色作。

著者等紹介

ベヴァリー,ジョー[ベヴァリー,ジョー] [Beverley,Jo]
イギリスのランカシャー生まれ。現在までに30作以上のヒストリカル・ロマンスを発表。『真珠は涙にぬれて』『仮面に秘めた涙』(ともに武田ランダムハウスジャパン)を含む5作品でRITA賞を受賞し、全米ロマンス作家協会の名誉殿堂入りを果たした。カナダ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

26
絶世の美女に生まれついたせいで、15歳で好色な老人のもとへ嫁がされた女性が主人公です。ろくな男性が周りにいなかったせいで、とっても純でかわいい子爵をどう解釈していいのか、そして男子は男子で彼女をどう解釈していいのか…。二人のかみあわない恋愛を「あらあらまあまあ」と愛でるお話です。子爵のお母さんのロマンスも笑ってしまった…。最後のドタバタがいかにも西洋的なコメディで楽しかったです。2021/05/06

菫子

21
無頼同盟(The Company of Rogues)シリーズ4作目。DTヒーローと未亡人ということで読みました。よくあるロマンス小説とは違う視点、構成、展開で、目新しかった。ロマンス小説としては異色!だけど、まだ愛情すら育っていない段階でヒーローの純潔があんな形で奪われてしまい(しかも妊娠まで…)、ヒーローが不憫に思えてしまった。そのシーンだけでなく、全体的にヒロインの思考過程についていけなかったので、ロマンスに乗れなかった…。(原題 FORBIDDEN)2019/02/08

まみ子

8
無頼同盟4作目は、自制心の強い無垢なヒーローと一度目の結婚で悲惨な体験をしたヒロイン。読みやすいから良いんだけど、登場人物がなんせ多くて大変です。主役二人よりもヒーロー母や周りの人たちの動向が面白かったです。2017/03/20

矢田ふみえ

3
15で結婚させられ、未亡人に。強欲な兄弟から逃げるなかでフランシスにであう。誤解を重ねながら愛に気づいていく。過去にとらわれず、今のままのあなたでいいのよっていう仲間がうれしいよね。2015/07/20

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