内容説明
笑福堂の主・十兵衛は、妻の遙香と娘の智音を狙う刺客を辛くも退けた。だが助勢した幕閣の大物・岩井信義に「本当の妻子ではないのであろう?」と問われてしまう。隠しきれないと悟った十兵衛は、藩主の側室と娘が国許から命を狙われる所以と、甘味を愛した藩主との絆を明かすが…。甘味屋が用心棒となって奮闘する大好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
牧秀彦[マキヒデヒコ]
1969年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカーに6年間勤務し作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
37
甘味への愛を感じます。甘味屋ながら用心棒となるのがツボでした。甘味を通じての絆が良いですね。2022/02/23
とし
19
幕末の設定なんですよね、西洋のお菓子が出てきたり、外国人も、細かい所ではちょっと消火不良ではありますが、剣戟場面もきっちりおさえてあるし「甘味屋十兵衛子守り剣3」も読むぞ。2013/09/03
カバン
9
美味しいお菓子に、個性的なキャラクターと面白く読んでいます。でも江戸から横浜まで数ページで往復したりするのに、どうしても違和感を感じてしまって、続きを読むか悩んでいます。2014/12/13
ひかつば@呑ん読会堪能中
9
第二弾、今回は主役がいきなり襲われますかっ!しかも手に怪我、菓子作りは大丈夫なのかと心配したが...話の展開が早いのはいいとして、横浜の外人は命がけで日本にきてますから下手な手を出したらこっぴどくやられるはずなんだが、このシリーズは敵に対してどうも詰めが甘いな。菓子屋だからか?2013/07/06
うさこ@タッタカタ
7
正直にいいますと、エレベーターのように上げ下げのある展開ですな。横浜を行ったり来たりで、さてともちゃんつれての旅でなついてくれるのかと思いきやだし、三人の新生活が始まるかと思えばーあれれ だった。半生カステラブームになりましたけど、本編がきっかけじゃないですよね、豆乳プリンも。ころころだごのような伝統のお菓子の逸話が面白い。しかしこれも中途半端に終わったように思います。最後のドジョウを食べなからのシーンなど読ませるところもあるのに残念ですな。さて三巻いきますぜ。 2013/08/25
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