幻冬舎文庫<br> いじめの鎖

電子版価格
¥677
  • 電子版あり

幻冬舎文庫
いじめの鎖

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344419322
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

警視庁捜査一課の警部補・祖父江は右手が切断された死体遺棄現場に臨場する。近くの落書きを殺人予告と捉え、捜査を進める警察を嘲笑うかのように、大阪府で同様の殺人事件が発生。今度は頭皮を剥がれていた。右手、頭皮…過去の残虐ないじめに端を発した処刑の歯車は止められるのか!?予測不能な展開で驚愕の結末へと突き進む警察ミステリ。

著者等紹介

弐藤水流[ニトウミズル]
1966年福岡県北九州市生まれ。辻調理師専門学校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさきち

56
初読み作家さん。過去に行われたいじめの関係者が次々と殺されて、その現場にいじめに利用されてある遊びにまつわるイラストと次の犯行のヒントが残されている。そして犯行理由を匂わせる被害者の体の一部が持ち去られ、後日警察署に送りつけられる。一見どこにでもありそうな展開だけれど、過去のいじめの場面と現在の警察の動きが適度に入り混じって展開し、話の流れもよく、合間々々に挟み込まれたハプニングも小気味よく、あれよあれよという間に読了となりました。2022/11/24

チアキ

20
これはまた、エライ小説を手に取ってしまったぞ。陰惨な過去のエピソードの描写、叙述トリック、巧みなミスリードもさることながら、時々挟まれるギャグや小ネタが面白い!個人的には「THE・熟年の魅力」と「ブフォーッ」がツボでした(笑)アンジャッシュのコントみたい。「TRICK」とか「SPEC」が好きな方は、楽しめるんじゃないでしょうか。そのおかげか、重苦しい題材でしたが、わりと気軽にサクサク読めました。作品にメッセージ性を付加することに執着せず、とことんエンタメ性に特化した作品だと思います。良く言えば「楽しく読め2013/08/26

うーちゃん

14
改題前のタイトルは「怨み返し」。かつてのいじめグループのメンバーが、一人ずつ殺されていく。犯人は あの時のいじめ被害者なのか。過去のいじめの描写が過酷なぶん、復讐とも思える殺人事件の発生には、ある種のカタルシスを感じてしまう。警察側の描写が、ほんのりコメディータッチになってたのは残念。緊張と緩和みたいな感じなのか。シリアスでよかったのに。一部は、伏線として効果をあげていたのでなるほど、と思ったけれど。まあ、完全に個人の好みだから、平気な人には無問題か☆作者の方、北九州出身!応援しまーす(^O^)2013/06/25

BB

12
読メで、目にして、長いこと読みたかった一冊。題材や組み立て、一つ一つの描写は、とっても好み!ながら…途中途中挟んでくるコメディータッチに、必要性を全く感じない。また、自分的には、真相もアンフェア感が…。綺麗に、プラスマイナスゼロ(笑)不思議な1冊、そして、昨夜0:10に読了、1月分にカウントされなかった1冊。ごちそうさまでしたm(__)m2017/02/02

merry

10
元のタイトルは「怨み返し」とのこと。警察内部のごたごたは必要?ちょっと古めの警察小説な感じです。2013/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5533739
  • ご注意事項

最近チェックした商品